実験映像・資料Movie
加振実験映像
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1 E-ディフェンスによる京町屋実験 ( 木造住宅 -伝統構法-(2005年11月) )
- 実験の概要
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20051110.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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11月10日 (財)日本建築センター設計用入力地震動
400Galの最大加速度で水平1方向入力 : 20051110_1.wmv
11月11日 1995年兵庫県南部地震
JMA Kobe波 100% : 20051110_2.wmv
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2 E-ディフェンスによる既存不適格建物補強・無補強実験 ( 木造住宅 -在来軸組構法-(2005年11月) )
- 実験の概要
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20051121.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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11月21日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取観測波 100% 1回目 :
20051121.wmv
11月24日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取観測波 100% 2回目 : 20051124.wmv
- 【注】実験概要中に記載されている評点は詳細な検討の結果修正されています。
- 20140602.pdf
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3 実大鉄筋コンクリート建物の三次元震動破壊実験 ( 6階建て鉄筋コンクリート造建物(2006年1月) )
- 実験の概要
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20060110.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月24日 1995年兵庫県南部地震
1月13日 1995年兵庫県南部地震 JMA Kobe波 100% : 20060113.wmv
1月16日 1995年兵庫県南部地震 JMA Kobe波 60% : 20060116.wmv
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4 水平地盤中の杭基礎の実験(水平地盤実験) ( 地盤-杭基礎-乾燥砂-(2006年2月) )
- 加震ケース(入力地震動)
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2月24日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取観測波 80% : 20060224.wmv
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5 護岸の側方流動実験 ( 液状化による側方流動 -矢板護岸-(2006年3月) )
- 実験の概要
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20060323.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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3月23日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取観測波 水平1方向+上下方向 80% : 20060323.wmv
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6 水平地盤中の杭基礎の実験 ( 地盤-杭基礎 -液状化地盤-(2006年8月) )
- 加震ケース(入力地震動)
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8月25日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取観測波 水平2方向 50% : 20060825.wmv
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7 鉄筋コンクリート建物の三次元震動破壊実験 ( 3階建て鉄筋コンクリート造学校建物(2006年9、10月) )
- 実験の概要
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20061002.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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10月2日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 100%無補強試験体 :
20060930.wmv
11月1日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 130%補強試験体 : 20061030.wmv
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8 側方流動に伴う護岸とその背後の杭基礎の実験 ( 液状化による側方流動 -ケーソン護岸-(2006年12月) )
- 加震ケース(入力地震動)
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12月15日 1995年兵庫県南部地震
鷹取観測波 水平1方向+上下方向 80% : 20061215.wmv
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9 実大伝統木造軸組の震動台実験 ( 木造住宅 -伝統構法(2)-(2007年2月) )
- 実験の概要
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20070130.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月2日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 100% :
20070202.wmv
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10 実大在来木造軸組の震動台実験 ( 木造住宅 -在来軸組構法(2)-(2007年2月) )
- 実験の概要
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20070228.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月28日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取観測波 100% 1回目 : 20070228_1.wmv
JR鷹取観測波 100% 2回目 : 20070228_2.wmv
3月5日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取観測波 100% 4回目 : 20070305_4.wmv
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11 長周期地震動による超高層建築物等における非構造物の破壊、家具等の落下の検証 ( 超高層建物における非構造家具什器等(2007年3月) )
- 実験の概要
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20070329.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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3月29日 南海地震(継続時間:180秒)を想定した震動実験 :
20070329.wmv
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12 鉄骨造建物実験研究 完全崩壊再現実験 ( 4階建て鋼構造建物(2007年9月) )
- 実験の概要
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20070927.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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9月25日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取観測波 40% :
20070925.wmv
9月27日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取観測波 100% : 20070927.wmv
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13 多層 XLam 木質パネル建築物の振動実験 ( 7階建てXLam木質パネル建物(日伊共同研究)(2007年10月) )
- 加震ケース(入力地震動)
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10月23日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 100%
全景(斜め) : 20071023_1.wmv
7階(室内) : 20071023_2.wmv
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14 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1 実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -1970年代建設-(2007年12月) )
- 実験の概要
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20071213.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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12月13日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取駅記録波と同等 :
20071213.wmv
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15 大振幅を生じる地震時高層建物の室内安全と機能に関する実験研究 ( 超高層建物のオフィス空間(2008年1月) )
- 実験の概要
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20080124.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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1月24日 南海地震を想定した震動実験 :
20080124_t1.wmv
- 実験後のまとめとなる発表資料
- 20080124_kenkyusiryou.pdf
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16 長周期地震動を受ける高層建物の損傷過程,安全余裕度把握 ( 高層鋼構造建物(2008年3月) )
- 実験の概要
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20080321.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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3月21日 東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波
全景(正面) : 20080321_w11.wmv
全景(斜め) : 20080321_w22.wmv
梁、接合部、部材 : 20080321_w33.wmv
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17 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1-2、C1-5実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -現在の技術基準-(2008年8、9月) )
- 実験の概要
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20080826.pdf
20080902.pdf - 加震ケース(入力地震動)
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8月26日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取駅記録波100% 1回目
JR鷹取駅記録波100% 2回目 : 20080826.wmv
9月 2日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取駅記録波100% 1回目
JR鷹取駅記録波125% 2回目
JR鷹取駅記録波125% 3回目 : 20080902.wmv
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18 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1-2、C1-5実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -1970年代建設(段落とし配筋)-(2008年10月) )
- 実験の概要
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20081002.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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10月2日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取駅記録波100% :
20081002.wmv
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19 伝統的木造軸組構法の耐震性能検証に関する実験 ( 伝統的木造軸組構法住宅(2008年11、12月) )
- 実験の概要
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20081128.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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11月28日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸観測波100%
B棟全景(正面) : 20081128.wmv
12月 4日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸観測波100%
A棟全景(正面) : 20081204.wmv
- 結果報告
- 外部サイトへ
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20 重要施設の耐震実験 ( 重要施設(病院)の機能保持(2008年12、2009年1月) )
- 実験の概要
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20081225.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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1995年兵庫県南部地震 JMA神戸観測波 80% 直下型地震
東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波 三の丸波
長周期地震動 耐震構造と免震構造の比較映像 : 20090122.wmv
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21 長周期地震動を受ける超高層建物の応答低減手法の開発 ( 5階建て鋼構造建物 -制振構造-(2009年3月) )
- 実験の概要
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20090305.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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3月5日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取駅記録波100%
Steel Damper : 20090305.wmv
3月12日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取駅記録波100%
Viscous Damper : 20090312.wmv
3月19日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取駅記録波100%
Oil Damper : 20090319.wmv
3月27日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取駅記録波100%
Viscoelastic Damper : 20090327.wmv
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22 NEESWoodプロジェクト『木質パネル構法7階建て』実大建物実験 ( 7階建て木造建物(日米共同研究)(2009年7月) )
- 実験の概要
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20090714.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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7月14日 1994年Northridge地震 Canoga Park観測波180%
全景(斜め) : 20090714_1.wmv
7階(室内) : 20090714_2.wmv
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23 鉄骨造建物実験研究 日米共同研究(ロッキングフレーム実験) ( 鋼構造ロッキングフレーム(日米共同研究)(2009年8月) )
- 実験の概要
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20090819.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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8月10日 1995年兵庫県南部地震
神戸海洋気象台記録波65% FUSE-A1 : 20090810A1.wmv
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24 長周期地震動を受ける超高層建物の応答低減手法の開発 ( 高層鋼構造建物 -ダンパー補強-(2009年9月) )
- 加震ケース(入力地震動)
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加震ケース1
入力地震動:
9月15日 東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波
全景(斜め上):200909_case1-4.wmv
下層骨組部:200909_case1-12.wmv
鋼製ダンパー骨組部:200909_case1-19.wmv
鋼製ダンパー上層部:200909_case1-24.wmv
会議室屋上:200909_case1-room.wmv
加震ケース2
入力地震動:
9月18日 東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波
全景(斜め上):200909_case2-4.wmv
下層骨組部:200909_case2-12.wmv
鋼製ダンパー骨組部:200909_case2-19.wmv
会議室屋上:200909_case2-room.wmv
加震ケース3
入力地震動:
9月25日 東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波
全景(斜め上):200909_case3-4.wmv
下層骨組部:200909_case3-12.wmv
オイルダンパー骨組部:200909_case3-19.wmv
ワークスペース屋上:200909_case3-room.wmv
加震ケース4
入力地震動:
10月2日 東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波
全景(斜め上):200909_case4-4.wmv
ダイニングキッチン屋上:200909_case4-room.wmv -
25 3階建て木造軸組工法の設計法検証に関する実験 ( 3階建て木造軸組構法住宅(2009年10月) )
- 実験の概要
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20091027.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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10月27日 人工地震波 160% 全景(裏面) :
20091027.wmv
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26 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1-6実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -次世代型-(2010年2、3月) )
- 実験の概要
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20100226.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月18日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取駅記録波10% 1回目
JR鷹取駅記録波20% 2回目
JR鷹取駅記録波30% 3回目
JR鷹取駅記録波40% 4回目
JR鷹取駅記録波50% 5回目
2月26日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取駅記録波100% 1回目
JR鷹取駅記録波100% 2回目:20100226_100.wmv・20100226_sw.wmv
3月 2日 1995年兵庫県南部地震
JR鷹取駅記録波100% 1回目
JR鷹取駅記録波125% 2回目
JR鷹取駅記録波125% 3回目
JR鷹取駅記録波125% 4回目:20100302_n.wmv・20100302_sw.wmv -
27 コンクリート系建物実験/設備機器・配管実験 ( 4階建てコンクリート系建物(2010年12月) )
- 実験の概要
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20101213.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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12月13日JMA-Kobe波50%加振 :
20101213_jmak50_pc.wmv
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28 日米共同研究による免震技術の評価実験 ( 日米共同研究による免震技術評価実験(2011年8月) )
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29 長周期地震動による被害軽減対策の研究開発 ( 高層建物の揺れと室内被害に関する震動台実験(2011年10月) )
- 実験の概要
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1007.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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加震ケース1[高層建物モデルと低層建物モデルの比較映像]
入力地震動:
10月7日 西新宿余震330%
(2011年東北地方太平洋沖地震の地震波を西新宿にて観測した地震波で震度5弱相当)
(建物全体)
比較新宿330%_CCD.wmv:1007.wmv
(高層モデル内部)
1007新宿330_CCD1.wmv:1007_1.wmv
1007新宿330_CCD4.wmv:1007_2.wmv
1007新宿余震300_HV1.wmv:1007_3.wmv
1007新宿余震300_HV3.wmv:1007_4.wmv
加震ケース2[高層建物モデルと低層建物モデルの比較映像]
入力地震動:
10月12日 JMA神戸25%
(1995年兵庫県南部地震の地震波を神戸気象台にて観測した地震波で震度5強相当)
(建物全体)
比較神戸25%_CCD.wmv:1012.wmv
(低層モデル内部)JMA神戸75%(震度6強)
1012神戸75_CCD1.wmv:1012_1.wmv
1012神戸75_CCD4.wmv:1012_2.wmv
1012神戸75_HV1.wmv:1012_3.wmv
1012神戸75_HV3.wmv:1012_4.wmv -
30 大空間建築構造体における非構造部材の実験 ( 大規模空間を有する吊り天井の脱落被害再現実験(2014年1月2月) )
- 実験の概要
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20140331_01.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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未対策天井
1月28日 K-NET仙台波 50%加振1回目 : Nonseismic-Sendai50-1.wmv
1月28日 K-NET仙台波 50%加振2回目 : Nonseismic-Sendai50-2.wmv
耐震天井
2月27日 K-NET仙台波 50%加振 : Seismic-Sendai50.wmv
2月28日 K-NET仙台波 100%加振 : Seismic-Sendai100.wmv
2月28日 JMA神戸波 100%加振:Seismic-Kobe100.wmv
2月28日 JMA神戸波 150%加振:Seismic-Kobe150.wmv -
31 地盤・杭の地震被害モニタリング技術検証のための振動破壊実験 ( 地盤・杭基礎の地震被害モニタリング技術検証(2015年10月) )
- 実験の概要
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20151020.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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10月20日 鷹取波60%
上部構造物およびフーチング(東側) : 20151020_1.mp4
RC杭基礎(南側) : 20151020_2.mp4
全景(北側) : 20151020_3.mp4
全景(東側) : 20151020_4.mp4
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32 現行耐震設計基準に基づく10層RC造骨組の崩壊メカニズムと普及型高耐震技術に関する実験 ( 高さ27.45mの10階建て鉄筋コンクリート造見物(2015年12月) )
- 実験の概要
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20151211.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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12月11日実施:JMA神戸波100%(震度6強)
試験体全景 : 20151211_1.wmv
4階接合部 : 20151211_2.wmv
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33 ため池堤体の耐震安全性に関する実験研究 ( ため池堤体-遮水シート工法耐震性確認実験-(2016年3月) )
- 実験の概要
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20160318.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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平成28年3月18日 漸増・漸減部それぞれ10波を含む5Hzの正弦波60波(471Gal)を堤軸直角方向に入力
天井中央 : 20160318_1.wmv
FL25m_西 : 20160318_2.wmv
FL15m_南 : 20160318_3.wmv
1-1 : 20160318_4.wmv
- 実験紹介映像
- ナレーション、解説付き:20180112.mp4
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34 モニタリング技術検証のためのRC造フレーム・模型地盤の振動実験 ( 杭支持建物のモニタリング技術検証のための振動台実験(2017年2月) )
- 実験の概要
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20170206.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月6日 模擬地震動* 300%
1F柱脚 : 20170206_1.mp4
フーチング : 20170206_2.mp4
S梁(北西 : 20170206_3.mp4
全景(北側より) : 20170206_4.mp4
* 模擬地震動:マグニチュードM8.0、深さD=30m、距離X=50kmを想定 -
35 臨海部埋立地のコンビナート施設を対象とした液状化(耐震)診断・対策技術の大規模実証実験 ( 臨海部埋立地のコンビナート施設を対象とした液状化(耐震)診断・対策技術の大規模実証実験(2017年2月) )
- 実験の概要
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20170223.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月23日 想定地震動 100%
桟橋 : 20170223_1.mp4
タンク(海側より) : 20170223_2.mp4
護岸背後(対策側) : 20170223_3.mp4
護岸背後(現況側) : 20170223_4.mp4
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36 ため池堤体の耐震性を考慮した遮水シート工法の研究 ( ため池堤体-遮水シート工法の安全性確認実験-(2018年1月) )
- 実験の概要
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20180112.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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平成30年1月12日 漸増・漸減部それぞれ10波を含む5Hzの正弦波60波(430Galおよび520Gal)を堤軸直角方向に入力
FL25m_西 : 20180112_1.wmv
FL25m_東 : 20180112_2.wmv
1-7 : 20180112_3.wmv
2-7 : 20180112_4.wmv
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37 液状化地盤上の道路橋基礎の耐震補強技術に関する大規模実証実験 ( 道路橋の耐震補強技術の大規模実証実験(2018年2月) )
- 実験の概要
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20180215.pdf
- 加震ケース(入力地震動)
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2月15日 道路橋示方書 レベル2地震動相当波
全景(側面) : 20180215_1.wmv
全景(真上) : 20180215_2.wmv
補強供試験たて壁 : 20180215_3.wmv
のり面正面 : 20180215_4.wmv
1 E-ディフェンスによる京町屋実験 ( 木造住宅 -伝統構法-(2005年11月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、戦前に建てられ、建築年代が古いことからも大地震時の被害が懸念される伝統住宅の実験を行いました。京都市内から移築した住宅、移築した住宅と同じ軸組の新築住宅、計2棟の住宅を同時に実験し、大地震時の耐震性を明らかにしました。

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2 E-ディフェンスによる既存不適格建物補強・無補強実験 ( 木造住宅 -在来軸組構法-(2005年11月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、建築基準法が大幅に改正された1981年以前に建てられた建売住宅の実験を行いました。昨年度実施の「兵庫県近傍にて木造住宅を求む」の公募から選定した物件を、西明石から移築し、2棟の同様な住宅を同時に加振し、補強無し住宅(A棟)と補強有り住宅(B棟)の大地震時の動きに違いが見られるか検証する実験を行いました。

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3 実大鉄筋コンクリート建物の三次元震動破壊実験 ( 6階建て鉄筋コンクリート造建物(2006年1月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、1970年代当時の一般的な設計手法により設計した実大6層鉄筋コンクリート建物の震動台実験を実施しました。試験体は、縦12m、横17m、高さ16mの6層構造で、その重量はE-ディフェンス稼働以来の最大重量となる約1,000㌧です。実験では、1995年兵庫県南部地震で実際に観測された震度6強の地震を3次元で再現し、建物の挙動を調べ鉄筋コンクリート建物の耐震性向上に必要なデータを取得しました。

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4 水平地盤中の杭基礎の実験(水平地盤実験) ( 地盤-杭基礎-乾燥砂-(2006年2月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト(大大特)Ⅱ.震動台活用による構造物の耐震性向上研究』の一環として、地盤-基礎実験を実施しました。

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5 護岸の側方流動実験 ( 液状化による側方流動 -矢板護岸-(2006年3月) )
文部科学省「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の一環として、臨 海部の液状化に伴う地盤の側方流動現象を把握するために、大型容器 (土槽)内に作製された海・矢板護岸・群杭基礎構造物を有する実 大規模模型に対して、震動実験を実施しました。側方流動時の地盤の挙 動や、杭基礎構造物の地震時破壊過程を解明するために、約900チャ ネルのセンサ等により、地盤・構造物の大変位や土圧・水圧の変化を捉 えました。

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6 水平地盤中の杭基礎の実験 ( 地盤-杭基礎 -液状化地盤-(2006年8月) )
文部科学省「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の一環として、震動による液状化地盤の挙動や地盤と構造物の相互作用を調べるために、円筒形せん断土槽を用いた液状化水平地盤中の杭基礎の震動実験を実施しました。

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7 鉄筋コンクリート建物の三次元震動破壊実験 ( 3階建て鉄筋コンクリート造学校建物(2006年9、10月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、東京大学地震研究所の壁谷澤寿海教授らは、低層RC学校校舎を対象に、入力逸散および耐震補強効果の検証を主なテーマとして振動実験を実施しました。試験体はRC3階建て2体で、2体とも全く同様に設計施工し、1体はあと施工により外付け鉄骨ブレースによる耐震補強を施しました。試験体は、直接基礎底面と側面土圧を模擬した容器に設置しました。

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8 側方流動に伴う護岸とその背後の杭基礎の実験 ( 液状化による側方流動 -ケーソン護岸-(2006年12月) )
文部科学省「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の一環として、臨海部の液状化に伴う地盤の側方流動現象を把握するために、大型容器(土槽)内に作製された海・ケーソン護岸・群杭基礎構造物を有する実 大規模模型に対して、震動実験を実施しました。側方流動時の地盤の挙動や、杭基礎構造物の地震時破壊過程を解明するために、約900チャ ネルのセンサ等により、地盤・構造物の大変位や土圧・水圧の変化を捉えました。

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9 実大伝統木造軸組の震動台実験 ( 木造住宅 -伝統構法(2)-(2007年2月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、主に建築基準法の制定される1950年以前に、伝統的な木造軸組構法で建設された実大伝統木造建物実験を実施しました。 伝統木造建物は、地震時の挙動・影響が未だ十分に解明されていない耐震要素が有り、礎石建ち形式や床剛性、屋根形式の違いに着目し、偏心率、床剛性、屋根形式、柱脚形式をパラメータとした実験を行い、建物の耐震性能に与える影響を検証しました。

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10 実大在来木造軸組の震動台実験 ( 木造住宅 -在来軸組構法(2)-(2007年2月) )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、実大木造住宅の倒壊実験を実施しました。 耐震基準が大きく変わった1981年以前の構法を再現して2005年11月に実施したA棟B棟と同じ軸組を持つ2棟の試験体(C棟、D棟)を新築しました。
C棟は木造住宅の経年変化が耐震性能に与える影響を検証すること、D棟はB棟の耐震補強内容に接合部低減が生じる不十分な耐震補強の効果を検証することを目的としました。

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11 長周期地震動による超高層建築物等における非構造物の破壊、家具等の落下の検証 ( 超高層建物における非構造家具什器等(2007年3月) )
高層建物の巨大地震時の揺れを、高層建物を部分的に切り出した実大寸法の試験体に、E-ディフェンス震動台上で与え、外壁、天井等非構造部材の損傷および家具什器の転倒、飛散など高層建物の室内外で起こりうる現象を検証します。想定する巨大地震としては、南海地震および兵庫県南部地震を設定しています。

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12 鉄骨造建物実験研究 完全崩壊再現実験 ( 4階建て鋼構造建物(2007年9月) )
実大4階建鉄骨造建物の震動台実験を実施しました。 試験体は、現行の建築基準法で定められる最低限の安全性を満足するよう設計され、鉄骨の構造骨組だけでなく、コンクリートの床・軽量コンクリートの外壁・アルミサッシ・ガラス窓・石膏ボードの間仕切壁・天井など、非構造体と呼ばれる部材も含めて、建物としての主要な要素を全て再現しています。 実験は、微小地震から震動台の最大能力を使った極大地震まで、徐々に加振レベルを上げて行いました。

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13 多層 XLam 木質パネル建築物の振動実験 ( 7階建てXLam木質パネル建物(日伊共同研究)(2007年10月) )
防災科学技術研究所はCNR-IVALSA(イタリア国立樹木・木材研究所) との国際共同研究の一環として、実大の7階建木造建物を用いた震動台実験を行いました。
これは、SOFIEプロジェクト(プロジェクトリーダー:Ario Ceccotti教授) というCNR-IVALSAを中心としたクロスラミナパネル(XLam:厚さ2cm程度の木材を交互に隙間無く密に貼り合わせた厚さ7cmから20cm程度の集成パネル)の建物を開発するプロジェクトの一環です。
試験体は、木造壁式構造の高さ23.5m、幅7.5m、長さ15.0m、総重量285tの建物です。本実験では、1995年兵庫県南部地震においてJMA神戸で記録された加速度波形で加振を行い、建物の強震時における応答を確認しました。

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14 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1 実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -1970年代建設-(2007年12月) )
1995年兵庫県南部地震で甚大な被害が発生した鉄筋コンクリート(RC)橋脚の破壊特性の解明を目的として、1960年代の技術基準で設計された実大規模のRC橋脚試験体を用いた震動実験を実施した。 震動台の入力地震動には1995年兵庫県南部地震の際にJR鷹取駅で観測された地震動と同等のものを用いた。

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15 大振幅を生じる地震時高層建物の室内安全と機能に関する実験研究 ( 超高層建物のオフィス空間(2008年1月) )
5層鉄骨試験体の下に積層ゴムによる揺れの増幅装置を2層にわたって組み込み、高層階の大振幅床応答を再現した。
住居と事務所等の室内環境を忠実に再現し、震動台に人工波を入力した。 東南海・南海地震において想定される30階の床応答を若干うわまわる大振幅床応答(最大1.5 m)が5層にわたって再現され、システムキッチン・リビングやオフィスシステム等における危険性や耐震対策の効果を検証した。

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16 長周期地震動を受ける高層建物の損傷過程,安全余裕度把握 ( 高層鋼構造建物(2008年3月) )
試験体は、高層建物の平均的な規模として地上21階、高さ80mの建物を想定した。1階から4階までを実規模の鉄骨造架構とし、その上に5階から21階までの揺れを 模擬するシステムを組み込んだ。 東海地震において予測される首都圏での想定波、東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波等を入力した。

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17 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1-2、C1-5実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -現在の技術基準-(2008年8、9月) )
実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いた実大RC(鉄筋コンクリート)橋脚の震動実験を行いました。
試験体の柱部は円形断面で直径2.0m、柱高さ7.5m、基礎部(底部)は縦7.0mX横7.0mX高さ1.8m、全体重量は約310tで、2日間加震しました。
両日の実験により、現在の設計によるRC橋脚が、兵庫県南部地震クラスの地震に対して十分な耐力を有することがわかりました。

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18 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1-2、C1-5実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -1970年代建設(段落とし配筋)-(2008年10月) )
実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いた実大RC(鉄筋コンクリート)橋脚の震動実験を行いました。
試験体の柱部は円形断面で直径1.8m、柱高さ7.5m、基礎部(底部)は縦7.0mX横7.0mX高さ1.8m、全体重量は約300t。
実験により、1970年代に建設された主鉄筋に段落しを有するRC橋脚が強い地震動を受けた場合の兵庫県南部地震でRC橋脚に発生した甚大な被害を再現する事が出来、これまでに例のない破壊の過程を捉えたデータを得ることができました。

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19 伝統的木造軸組構法の耐震性能検証に関する実験 ( 伝統的木造軸組構法住宅(2008年11、12月) )
防災科学技術研究所と(財)日本住宅・木材技術センターは、国土交通省の補助により伝統的木造軸組構法住宅の設計法作成及び性能検証事業に関する震動台実験を実施しました。
試験体は伝統的な軸組構法で建設された木造住宅の総2階建ての2棟(A棟、B棟)とし、モデュールと各階床面積・階高は異なるが、両棟ともほぼ同じ間取としています。実験では、1995年兵庫県南部地震において観測された波形等を入力し、強震時における試験体の損傷・挙動を確認しました。

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20 重要施設の耐震実験 ( 重要施設(病院)の機能保持(2008年12、2009年1月) )
震災時における医療施設の機能保持性能を評価するための震動実験を実施しました。
試験体は、病院を模擬したRC造4階建てで、その内部にはスタッフステーション、人工透析室、手術室、病室などを本物の機器・装置を用いて設け、病院施設の機能をより忠実に再現したものとなっています。
実験では、耐震構造の病院と免震構造の病院での機能保持性能の違いを検証しています。実験時の両構造の比較映像(以下の20090122.wmv)により、直下型地震において耐震構造の病院の危険性とともに、免震構造の機能保持状態をご覧いただけると思います。また、地震力を大きく低減する免震構造といえども、苦手とする長周期成分を含む地震動(東海・東南海地震連動型での名古屋・三の丸地区での想定波)においては地震対策を怠ることで危険にさらされることが認識いただけると思います。
今後は、実験で得られた成果を、病院施設などの機能保持性能の向上に役立てていきます。

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21 長周期地震動を受ける超高層建物の応答低減手法の開発 ( 5階建て鋼構造建物 -制振構造-(2009年3月) )
制振部材を有する実大5層鉄骨造建物の加振実験を行いました。
実験の目的は、いまだ経験のない大地震下での制振装置付き建物の性能を検証することです。制振装置としてブレース型ダンパーを用い、鋼材・粘性・オイル・粘弾性・なしの順に取り替えながら加振を行いました。試験体は、事務所ビルを想定したものであり、可能な限り実際に近い建物とするため、非構造部材も設けています。加振には、JR鷹取波を様々なレベルで用い、試験体の応答を検証しました。

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22 NEESWoodプロジェクト『木質パネル構法7階建て』実大建物実験 ( 7階建て木造建物(日米共同研究)(2009年7月) )
防災科学技術研究所はNEES(The George E. Brown, Jr. Network for Earthquake Engineering Simulation)との国際共同研究の一環として、NEESで主に木造建物を研究するNEESWOOD (プロジェクトリーダー:John W.van de Lindt教授 コロラド州立大学) と7階建て木造建物実験を行いました。 試験体は1階(地下駐車場を想定)のみ鉄骨造、2-7階は枠組壁工法で建設された木造建物です。試験体の大きさは、縦横が約12.4m×18.4m、高さ20.4mです。 実験は、1994年Northridge地震のCanoga Parkで記録された加速度波形の振幅を180%に調整した波形で加振を行い、建物の強震時における応答を確認しました。

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23 鉄骨造建物実験研究 日米共同研究(ロッキングフレーム実験) ( 鋼構造ロッキングフレーム(日米共同研究)(2009年8月) )
防災科学技術研究所は、NEES(The George E. Brown, Jr. Network for Earthquake Engineering Simulation)との国際共同研究の一環として、 鉄骨造ロッキングフレームの加振実験を行いました。
米国側はスタンフォード大学およびイリノイ大学から、日本側は防災科研の他、東京工業大学、北海道大学および民間企業から研究者が参画しました。
実験の目的は、ロッキングフレームおよびエネルギー吸収部材の動的載荷時における基礎的データを取得することです。試験体は、中央の黄色い平面骨組であり、地震時の慣性力は、 両脇に配置された3層ずつ合計6基の慣性重量装置(テストベッド)により与えられます。加振には、JMA神戸波およびノースリッジ地震波の一方向成分を様々なレベルで用い、試験体の応答を検証しました。

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24 長周期地震動を受ける超高層建物の応答低減手法の開発 ( 高層鋼構造建物 -ダンパー補強-(2009年9月) )
試験体は、高層建物の平均的な規模として地上21階、高さ80mの建物を想定した。1階から4階までを鉄骨造骨組とし、その上にコンクリート錘と積層ゴムからなる実験装置を載せた。実験装置は5階から21階までの揺れを模擬する。東海地震において予測される首都圏での想定波、東海・東南海地震において予測される名古屋市での想定波等を入力した。

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25 3階建て木造軸組工法の設計法検証に関する実験 ( 3階建て木造軸組構法住宅(2009年10月) )
防災科学技術研究所と(社)木を活かす建築推進協議会は、国土交通省の補助により、木造3階建て軸組構法住宅の設計法検証に関する倒壊実験を実施しました。
試験体は、軸組構法の3階建て木造住宅2棟(試験体1、試験体2)で、各階床面積・階高などの仕様は同じです。ただし、接合部の設計が異なっています。実験では、人工地震波を1方向で入力し、強震時における試験体の損傷・挙動を確認しました。

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26 橋梁耐震実験研究 橋梁コンポーネント実験(C1-6実験) ( 鉄筋コンクリート橋脚 -次世代型-(2010年2、3月) )
実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いた壊れにくい次世代型RC(鉄筋コンクリート)橋脚の震動実験を行いました。 回の試験体は、基本的には現行基準に沿って設計するものの、過去の試験体と較べ、被害が発生しやすい橋脚基部部分における粘り強さを増すために、通常のコンクリートに代えてモルタルの中にポリプロピレン繊維を入れた「高じん性繊維補強モルタル」を採用しているところ、ならびに橋脚試験体の柱部について角部を面取り(R=400mm)した矩形断面(1辺1.8m)としているところに特徴があります。
試験体の柱高さ7.5m、基礎部(底部)は縦7.0mX横7.0mX高さ1.8m、全体重量は約310tで、3日間加震しました。
実験により、加振による試験体の損傷状況は、ごく微細なクラックが見受けられる程度で、予想通りの結果となりました。 その後、同等の余震を想定して2度同じ加振したところ、大きくひび割れたが、高じん性繊維補強モルタルの剥離はわずかでした。 すなわち、今回の新素材を使った橋脚は高い耐震性を有していることが確認されました。

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27 コンクリート系建物実験/設備機器・配管実験 ( 4階建てコンクリート系建物(2010年12月) )
高耐震かつ生産性・修復性の高いコンクリート系建物の確立をめざし,プレキャスト・プレストレストコンクリート圧着工法によるコンクリート系建物(PC建物)に関する大型振動台実験を実施した。また,ほぼ同形状の鉄筋コンクリート造建物(RC建物)についても実験を実施した。RC建物については,今後の設計に役立つ資料を取得することとした。
実験では,PC建物とRC建物を同時に加振する手法をとった(映像は手前がPC建物,奥がRC建物)。4階建ての建物は,各層の階高が3 m,平面の長辺方向長さが14.4 m,短辺方向長さが7.2 mである。

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28 日米共同研究による免震技術の評価実験 ( 日米共同研究による免震技術評価実験(2011年8月) )
防災科学技術研究所は、米国ネバダ大学と共同で、免震技術の評価実験を行いました。実験では、基礎を固定した耐震構造と免震装置を基礎に組み込んだ免震構造の建物に対して、東北地方太平洋沖地震時の揺れを再現して入力し、免震構造の応答特性把握と構造の違いによる室内被害の違いについて検証しています。
実験で用いた地震波は、2011年東北地方太平洋沖地震時にK-NET岩沼観測点(宮城県岩沼市)で観測された記録です。この記録は、約3分間と長い時間揺れが続き、中低層建物に影響の大きい短周期成分と免震構造に影響の大きい長周期成分の両方をやや多く含んでいる特徴を持つ、多くの建物に影響のある記録です。

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29 長周期地震動による被害軽減対策の研究開発 ( 高層建物の揺れと室内被害に関する震動台実験(2011年10月) )
本実験では、高さ120 メートルの30 階建て建物を想定しています。試験体は、その高層建物の6階相当の揺れが生じる一番下の鉄骨造の骨組と、27 階と28 階相当の揺れが生じる上二つの鉄骨造の骨組で構成されており、残りの中間部分を大重量のコンクリートスラブと積層ゴムで代用します。試験体は、今までの実験で最も広い床を用意し、オフィス空間および住居(リビング)空間を設けています。
また、オフィス空間の天井はシステム天井とし、今まで多数使われてきたライン天井と、耐震性の観点から有利なグリッド天井を組み込んでいます。さらに、天井内部に空調設備等の一般機器、消防用設備であるスプリンクラー、火災報知器、非常用照明を組み込み、実建物と同等の設備機能を再現しています。

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30 大空間建築構造体における非構造部材の実験 ( 大規模空間を有する吊り天井の脱落被害再現実験(2014年1月2月) )
防災科学技術研究所では、学校施設における大空間建築物の実験研究プロジェクトにおいて、世界最大規模の天井試験体面積を持つ体育館を模擬した試験体の加振実験を実施し、2011年東北地方太平洋沖地震時に多数の施設で発生した吊り天井の脱落被害を再現しました。この実験により、実建物に取り付けられた吊り天井の接合金物が外れ、天井が落下する過程を世界で始めて映像におさめることが出来ました。
また、脱落した天井が下まで落下しないように受け止め、人的被害を防止するフェイルセーフ機能の有効性も確認できました。
また、平成26年4月施行の技術基準に従った天井(耐震天井)についても実験を実施し、設計想定の2倍以上にあたる2011年東北地方太平洋沖地震の揺れに耐えたことを確認しました。

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31 地盤・杭の地震被害モニタリング技術検証のための振動破壊実験 ( 地盤・杭基礎の地震被害モニタリング技術検証(2015年10月) )
大地震発生後の地盤・基礎構造・ライフラインの健全性判断により、建物を継続使用できるのか、補修をする必要があるのか等を判定して、建物の機能維持・早期回復を実現することが重要です。しかしながら、これらは地中に埋設されており、損傷を目視することができないため、健全性を把握するのに多くの時間と費用を要します。
そこで、平成27年10月、大成建設株式会社との共同で、地盤・基礎構造・ライフラインの健全性を即時判断するためのモニタリングシステム開発を目的としたE-ディフェンス震動台実験を実施しました。本実験では、震動台の加振レベルを徐々に大きくすることにより、建物を支える杭基礎の損傷を徐々に進展させ、その損傷状況をモニタリングしました。さらに、モニタリングシステムによる健全性の判定結果と実際の損傷状況を照らし合わせることにより、システムの妥当性を検証しました。
一連の実験により、本システムにより、杭の健全度をモニタリングできることが確認できました。実用化に向けて、杭や建物の健全性を評価するための適切な判定値の設定は今後の課題です。

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32 現行耐震設計基準に基づく10層RC造骨組の崩壊メカニズムと普及型高耐震技術に関する実験 ( 高さ27.45mの10階建て鉄筋コンクリート造見物(2015年12月) )
兵庫県南部地震以降、病院や市庁舎などの重要施設の耐震性能に継続使用性が要求されてきました。その後も日本各地で震災を経験し、近年では経済活動の継続や早期復旧の観点から、住宅やオフィス等の建物にも継続使用性を求める機運が高まっています。
兵庫耐震工学研究センターでは、集合住宅などに多く用いられる鉄筋コンクリート造建物の高耐震化を目的として、集合住宅をモデル化した試験体の基礎底に鋳鉄支承(鋳鉄製の鉄板)を設置した基礎すべり構法の加振実験を平成27年11月に行いました。 また、平成27年12月には同一試験体を用いて試験体基礎部を震動台に固定した従来工法の加振実験を行いました。
一連の実験で、基礎をすべらせることにより建物躯体の損傷を抑制できうることや、大地震時の建物応答性状と建物躯体が損傷に至る過程を確認しました。

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33 ため池堤体の耐震安全性に関する実験研究 ( ため池堤体-遮水シート工法耐震性確認実験-(2016年3月) )
「ため池堤体の耐震安全性に関する実験(防災科研・兵庫県共同研究)」
先の2011年東北地方太平洋沖地震において、福島県にあるため池(藤沼湖)の決壊がありました。堤防が決壊することで、約150万トンの濁流が一気に流下し、下流側で7名が死亡、1名行方不明となる大被害となりました。全国には約20万箇所の農業用ため池があり、約7割が江戸時代以前に築造されていることから老朽化したものが多く、特に兵庫県は約3.8万箇所と全国一の数のため池を有することから改修が必要なため池が多いのが現状です。通常遮水方法として刃金土(はがねど)を用いた前刃金工法により改修を行ってきました。当工法の適用が困難な場合、ベントナイト系遮水シートを用いる事例が増えてきました。しかしながら、遮水シートが地震時にどのような挙動をし、地震後も遮水性・耐久性を維持できるかが不明であることから、従来からの前刃金工法と遮水シート工法を比較するための実大規模モデルによる加振実験を行いました。
実験した結果、遮水シート工法における堤体天端にひび割れが生じました。しかし、加振後に漏水や決壊が無かったことから、遮水シート自体はその機能を維持し、現場条件次第ではありますが、地震後も堤防としての機能を果たし得ることが可能であることがわかりました。

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34 モニタリング技術検証のためのRC造フレーム・模型地盤の振動実験 ( 杭支持建物のモニタリング技術検証のための振動台実験(2017年2月) )
近い将来に発生する恐れがある大震災に対して、都市のレジリエンス向上が喫緊の課題となっています。レジリエンス向上のためには、大地震発生直後の建物の健全性判断が不可欠です。
そこで、平成29年2月、株式会社小堀鐸二研究所との共同で、建物と基礎構造の健全度評価モニタリング技術の検証を目的として、地盤中の杭基礎に支持された鉄筋コンクリート建物を対象に、建物-杭-地盤を一体とした連成系の振動実験を行いました。この実験では、地盤-杭連成系の損傷と上部構造の損傷からなる2段階の加振実験を実施しました。第1段階では、地盤-杭-建物の連成系実験により地盤-杭連成系の損傷を、第2段階では、基礎固定の建物実験により上部構造の損傷を再現しました。徐々に加振レベルを大きくして、杭本体や建物が損傷に至るまでの詳細なデータを計測しました。
一連の実験により、建物-杭-地盤の連成系の挙動や、各部が損傷に至るまでの過程等を把握するために必要となる貴重なデータが取得されています。

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35 臨海部埋立地のコンビナート施設を対象とした液状化(耐震)診断・対策技術の大規模実証実験 ( 臨海部埋立地のコンビナート施設を対象とした液状化(耐震)診断・対策技術の大規模実証実験(2017年2月) )
東北地方太平洋沖地震を教訓とした巨大地震への対策・対応が社会的要請としてある中、被災想定域の中には、日本経済の中枢を担う産業・交通施設、オフィス群・住宅地等が立地している臨海部埋立地が含まれており、地震時の液状化による被害の発生が予測されています。重要施設の一つであるコンビナート施設では、種々の構造物が地中・地表・空中に密接して設置されているため、対策工の施工が技術的に困難であること等の理由から、対策実施を躊躇する傾向があることが推測されます。
そこで、平成29年2月、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所と消防庁消防研究センターとの共同で、臨海部埋立地のコンビナート施設を対象に、事業者自らの判断で液状化対策を行えるようにすることにより、液状化(耐震)対策を促進させることを目的として、E-ディフェンスを用いた大規模実証実験を実施しました。
この実験により、採用した液状化対策技術の効果を検証することができました。この成果を基に、防災を専門としない事業者が直観的に理解できるガイドライン等を取りまとめ、事業者に技術移転を行い事業者自らの判断で液状化対策を行えるようにすることにより、液状化(耐震)対策を促進させることを目指します。

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36 ため池堤体の耐震性を考慮した遮水シート工法の研究 ( ため池堤体-遮水シート工法の安全性確認実験-(2018年1月) )
「遮水シートを用いたため池堤体の耐震性に関する研究(防災科研・兵庫県共同研究)」
兵庫県は約3.8万か所と全国一の数のため池を有しており、老朽化ため池の改修工事が必要な箇所が多いのが現状です。ため池は、農業用水を蓄えておく施設ですが、ここで言う改修工事とは、主に漏水対策のことを指します。通常、刃金土(はがねど)という粘土を用い遮水する前刃金工法が主流となっていますが、兵庫県内では限定的に遮水シートを用いた工法を採用することがあります。しかし、遮水シートの地震後の耐久性について不明な点があるため、平成28年3月17-18日に、E-ディフェンスにおいて実験を行い、加振後に漏水がなくその安全性を確認しました。(「ため池堤体の耐震安全性に関する実験(防災科研・兵庫県共同研究)参照」)
ここでは、遮水シート工法の更なる安全性を確認するため、より現場に近い条件や施工条件を踏まえたシート敷設方法の違いによる比較実験を引き続き実施しました。実験条件として、一般的な施工断面である階段状敷設、図2は直線状敷設としています。なお、階段状敷設については、現場での施工上生じ得る、シートの継ぎ目をあえてモデル化し、その影響を確認しました。今回の実験では、最終的に両堤体にクラックが生じました。特にシートを直線状敷設した堤体に極めて大きなクラックが生じ、敷設方法の違いによる盛土の安定性の違いが現れました。しかし、両堤体において漏水は無かったことから、遮水シート自体は機能していることが確認できました。

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37 液状化地盤上の道路橋基礎の耐震補強技術に関する大規模実証実験 ( 道路橋の耐震補強技術の大規模実証実験(2018年2月) )
道路は、巨大地震後においても被災地が必要としている物資の運搬や救援に欠かせないインフラであり、道路橋には巨大地震後速やかに使用できることが求められています。しかしながら、過去の震災において、地震に起因する地盤の液状化により被害を受けた道路橋は少なくなく、復旧までに多くの期間を要しています。
こうした経験を踏まえ、平成30年2月、国立研究開発法人土木研究所との共同で、道路橋を対象とした世界最大規模の振動台実験を実施しました。本実験は、地震時挙動の解明と耐震補強技術の効果検証を行うことを目的としています。液状化により致命的な損傷が懸念される建設年次の古い道路橋を想定した「無補強供試体」と、道路交通を確保しつつ施工可能な耐震補強工法を施した「補強供試体」を製作し、設計基準に定められる地震動により加震しました。
一連の実験により、道路橋の地震時挙動解明に有用なデータが得られました。また、実験した耐震補強工法により、道路橋の損傷を低減することが可能であることが明らかとなりました。

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