実験映像・資料Movie
加振実験映像
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免制震
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0503 木造免震住宅システムのE-ディフェンス実験
(2005年10月) ( 実験番号 E200503 )木造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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10月20日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波 100% YZ 2軸加振
( E200503_051020.mpg )
10月21日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波 100% 3軸加振 3回目
( E200503_051021.mpg )
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0601 鉄骨系工業化住宅(2階建て)の耐震性能検証と制振効果の検証
(2006年6月) ( 実験番号 E200601 )鉄骨造 免制震 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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6月29日 2014年新潟県中越地震 K-NET小千谷波70%
全景(南) ( E200601_060629_1.mpeg )
制震棟1Fリビング( E200601_060629_2.mpeg)
耐震棟2F子供部屋( E200601_060629_3.mpeg)
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0708 設計地震動を超える入力に対する水平免震プラントの応答特性に関する研究
(2008年2月) ( 実験番号 E200708 )免制震 設備機器 - 加震ケース(入力地震動)
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0805 重要施設の耐震実験
(2008年12月, 2009年1月) ( 実験番号 E200805 )RC造 免制震 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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・1995年兵庫県南部地震 JMA神戸観測波 80% 直下型地震
・東海・東南海地震において予測される
名古屋市での想定波 三の丸波 長周期地震動
耐震構造と免震構造の比較映像( E200805_090122.wmv )
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0908 鉄骨造建物実験研究 イノベーティブ実験
(2009年12月) ( 実験番号 E200908 )鉄骨造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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12月15日 座屈拘束ブレース 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波EW成分 100%
全景 ( E200908_091215_1.mpg )
座屈拘束ブレース( E200908_091215_2.mpg )
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1002 重要施設の機能保持性能向上耐震実験
(2010年9, 10月) ( 実験番号 E201002 )RC造 免制震 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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10月21日 耐震構造 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 水平2方向 80%
全景 ( E201002_101021_1.mpeg )
2Fスタッフステーション( E201002_101021_2.mpeg )
3F手術室 ( E201002_101021_3.mpeg )
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1101 長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状(その1)
(2011年7月) ( 実験番号 E201101 )木造 免制震 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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7月25日 免振住宅・変位拘束装置なし 2007年新潟県中越沖地震 柏崎波 100%
全景 ( E201101_110725_1.mpg )
免震装置 ( E201101_110725_2.mpg )
室内 ( E201101_110725_3.mpg )
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1102 日米共同研究による免震技術の評価実験
(2011年8月) ( 実験番号 E201102 )鉄骨造 免制震 非構造部材 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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実験紹介映像(ナレーション、解説付き)
( E201102_1108.mpeg )
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1105 長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状(その2)
(2011年12月) ( 実験番号 E201105 )木造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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12月26日 2007年新潟県中越沖地震 柏崎波45度回転 100%
全景 ( E201105_111226_1.mpg )
速度感知型性能可変ダンパー( E201105_111226_2.mpg )
免震装置 ( E201105_111226_3.mpg )
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1106 長周期地震動に対する免震建築物の安全性検証方法に関する検討(その1)
(2012年1, 2月) ( 実験番号 E201106 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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2月7日 オイルダンパー 正弦波 周期2.5s, 100%
全景 ( E201106_120207_1.mpg )
オイルダンパー( E201106_120207_2.mpg )
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1108 震動台性能検証と6自由度加振における室内什器類の挙動検証
(2012年3月) ( 実験番号 E201108 )免制震 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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3月15日 2007年新潟県中越沖地震 柏崎波
全景 ( E201108_120315_1.mpg )
小規模免震構造物 ( E201108_120315_2.mpeg )
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1201 長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状 (その4)
(2012年7月) ( 実験番号 E201201 )木造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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7月19日 2007年新潟県中越沖地震 柏崎波 100%
全景 ( E201201_120719_1.mpg )
速度感知型性能可変ダンパー ( E201201_120719_2.mpg )
免震装置 ( E201201_120719_3.mpg )
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1205 長周期地震動に対する免震建築物の安全性検証方法に関する検討(その2)
(2012年10月) ( 実験番号 E201205 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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10月12日 高減衰積層ゴム支承 正弦2波, 変位振幅400 mm
全景 ( E201205_121012_1.mpeg )
高減衰積層ゴム支承 ( E201205_121012_2.mpeg )
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1206 長周期化改造工事に関わるE-ディフェンス性能検証試験(長周期地震動による免震建物の応答評価実験)
(2012年3, 4月) ( 実験番号 E201206 )RC造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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4月1日 2011年東北地方太平洋沖地震 K-NET古川波 100%
全景 ( E201206_130401.wmv )
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1301 実大免震建物の衝突による被害低減対策開発のための加振実験
(2013年8月) ( 実験番号 E201301 )RC造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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8月26日 2011年東北地方太平洋沖地震 K-NET古川波 136%
全景 ( E201301_130826_1.mp4 )
免震建物と周囲の擁壁 ( E201301_130826_2.mp4 )
4F美術室 ( E201301_130826_3.mp4 )
4F教室 ( E201301_130826_4.mp4 )
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1304 長周期地震動に対する免震建築物の安全性検証方法に関する検討(その3)
(2013年11月) ( 実験番号 E201304 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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11月18日 4連動地震による免震建築物の応答変位波
全景( E201304_131118_1.mp4 )
オイルダンパー ( E201304_131118_2.mp4 )
オイルダンパー詳細 ( E201304_131118_3.mp4 )
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1504 大規模地震に対する戸建住宅の振動性状と構造安全性検証
(2015年8, 9月) ( 実験番号 E201504 )木造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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9月1日 制震住宅 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波100%
全景( E201504_150901_1.wmv )
室内1( E201504_150901_2.wmv )
室内2( E201504_150901_3.wmv )
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1601 近年の大規模地震における木造住宅及び工作物の耐震性能評価試験
(2017年1月) ( 実験番号 E201601 )木造 免制震 設備機器 - 加震ケース(入力地震動)
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1月23日 耐震補強棟と免震棟
2016年熊本地震余震 JMA益城町100%
全景(北東) ( E201601_170123_1.mp4 )
4分割(全景,免震層) ( E201601_170123_2.mp4 )
耐震補強棟,1F室内 ( E201601_170123_3.mp4 )
免震棟,1F室内 ( E201601_170123_4.mp4 )
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1701 小型地震絶縁装置の性能データ取得試験
(2017年6月) ( 実験番号 E201701 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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6月16日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波 100%
全景(北西)( E201701_170616.mpeg )
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1709 小型振動絶縁検証装置の鉛直改良性能確認試験
(2018年3月) ( 実験番号 E201709 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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3月20日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波 100%
全景(北西)( E201709_180320.mpeg )
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1803 小型振動絶縁検証装置の鉛直高負荷化性能確認試験
(2018年8月) ( 実験番号 E201803 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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8月9日 2016年熊本地震 熊本前震波 120%
全景(北西)( E201803_180809.mpeg )
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1806 地盤配管設備等の非構造部材を含む3階建て木造住宅の機能を検証するE-ディフェンス実験
(2019年1, 2月) ( 実験番号 E201806 )木造 地盤 免制震 非構造部材 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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1月31日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 100%
全景(北)( E201806_190131_1.mp4 )
全景(南)( E201806_190131_2.mp4 )
免震住宅1Fダイニング( E201806_190131_3.mp4 )
地盤上のべた基礎住宅2F寝室( E201806_190131_4.mp4 )
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1901 振動制御構造の性能評価のためのセミアクティブ免震構造の振動台実験
(2019年7月) ( 実験番号 E201901 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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7月5日
1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波NS方向 Y軸短軸 40%
全景、ダンパー、免震支承、すべり支承
( E201901_190705.mp4 )
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1902 フレーム架台振動低減装置の性能確認実験
(2019年7月) ( 実験番号 E201902 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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7月18日 2016年熊本地震 熊本本震波 100%
全景(北西) ( E201902_190718.mp4 )
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2003 災害時重要施設の高機能設備性能評価と機能損失判定のための振動実験
(2020年12月) ( 実験番号 E202003 )鉄骨造 免制震 非構造部材 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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12月8日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 XY50%,Z100%
全景 ( E202003_201208_1.wmv )
耐震棟3F手術室 ( E202003_201208_2.wmv )
免震棟3F透析室 ( E202003_201208_3.wmv )
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2006 60tテストベッドによる浮揚式3次元免震装置の加振実験
(2021年2月) ( 実験番号 E202006 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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2月24日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波 130%
全景(北西) ( E202006_200224.wmv )
*映像データダウンロードは(青字)をクリック* -

2103 制震ダンパー性能試験
(2021年11月) ( 実験番号 E202103 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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11月17日 正弦波3波 最大変位780 mm
全景(南) ( E202103_211117.wmv )
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2203 伝統的木造建築技術により建てられた古民家へのアウターフレーム補強の有効性検証
(2022年12月) ( 実験番号 E202203 )木造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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12月14日 BCJ-L2波 Y方向単軸 100%
全景(南西) ( E202203_221214_1.wmv )
油圧ダンパー周辺( E202203_221214_2.wmv )
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0503
木造免震住宅システムのE-ディフェンス実験
(2005年10月) (
実験番号 E200503 )
文部科学省『大都市大震災軽減化特別プロジェクト』の一環として、木造免震住宅システムのE-ディフェンス実験を行い、免震ゴム、滑り支承、ダンパー等で構成される木造免震住宅の免震・耐震限界挙動に関するデータを取得しました。
試験体として、在来軸組構法で建てられた 2 階建て木造住宅(建築面積:72.87 m2、1 階床面積:67.49 m2、2 階床面積:62.93 m2、延べ床面積:130,42 m2)を建設して、JR鷹取波など、1995年兵庫県南部地震の観測地震動などを入力しました。最大応答が免震装置の設計限界を超えるケースの加振実験も実施しており、得られた結果は、想定外地震動にも安全な免震住宅の開発、免震住宅の地震挙動推定に役立てられています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E200503

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0601
鉄骨系工業化住宅(2階建て)の耐震性能検証と制振効果の検証
(2006年6月) (
実験番号 E200601 )
【大和ハウス工業(株)による施設貸与実験】
近年、住宅には、1995年兵庫県南部地震クラスの地震動に対して、倒壊しないレベルの耐震性能が求められるようになってきています。設計性能をはるかに超えた性能となりますが、非構造部材が耐震性能に寄与することができれば、躯体の負担が減り、上記の性能を満足することが可能です。一方、非構造部材により建物の剛性が大幅に上昇して、局所的に大きな力が作用して、最終的に建物の耐震性能が低下することも考えられます。このことを検証するために、各部材について実験を実施、その結果を基にモデル化して応答解析を行っても、部材の組み合わせ効果やスケール効果を適切に評価することが難しいのが現状です。以上のことから、住宅の剛性・減衰の把握および数値モデル化を目的として、E-ディフェンスを用いた実際の建物の加振実験を行いました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E200601

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0708
設計地震動を超える入力に対する水平免震プラントの応答特性に関する研究
(2008年2月) (
実験番号 E200708 )
【財団法人電力中央研究所による施設貸与実験】
設計地震動レベルおよび設計地震動を超える地震動に対して、免震システムの地震時挙動を把握するため、E-ディフェンスを用いて、実機により近いスケールでの水平免震システムの振動台実験を実施しました。上部基礎版部と壁構造部から成る上部建屋試験体と、鉛プラグ入り積層ゴム(LRB)を含む免震層から構成されている試験体を作製して、暫定設計地震動や過去の地震における観測地震動を入力しました。実験の結果、設計地震動レベルの加振では、いずれも水平方向に関して加速度応答が低減しましたが、上下応答に関しては応答増幅すること等が確認されています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E200708

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0805
重要施設の耐震実験
(2008年12月, 2009年1月) (
実験番号 E200805 )
震災時における医療施設の機能保持性能を評価するための震動実験を実施しました。
試験体は、病院を模擬したRC造4階建てで、その内部にはスタッフステーション、人工透析室、手術室、病室などを本物の機器・装置を用いて設け、病院施設の機能をより忠実に再現したものとなっています。実験では、耐震構造の病院と免震構造の病院での機能保持性能の違いを検証しています。実験時の両構造の比較映像(以下の20090122.wmv)により、直下型地震において耐震構造の病院の危険性とともに、免震構造の機能保持状態をご覧いただけると思います。また、地震力を大きく低減する免震構造といえども、苦手とする長周期成分を含む地震動(東海・東南海地震連動型での名古屋・三の丸地区での想定波)においては地震対策を怠ることで危険にさらされることが認識いただけると思います。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E200805
実験の概要: E200805.pdf

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0908
鉄骨造建物実験研究 イノベーティブ実験
(2009年12月) (
実験番号 E200908 )
「E200701-鉄骨造建物実験研究 倒壊防止装置を転用した負荷フレームによるテストベッド整備のための予備実験」で検証された手法を用いて、制震装置を有する平面フレームに載荷するE-ディフェンス実験を行いました。制振装置として、座屈拘束ブレース、イノベーティブダンパー、鋼管ダンパーを用いています。これらの試験体に、JR鷹取波を中心に入力することで、その性能の比較検証を行っています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E200908

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1002
重要施設の機能保持性能向上耐震実験
(2010年9, 10月) (
実験番号 E201002 )
都市部に大地震が発生した場合、災害後でも、政治、経済、医療、情報発信等の都市機能を維持・継続させることが重要です。しかしながら、これらの都市機能を構成している重要施設の機能保持性能はほとんど未知であり、またその性能を高める方法もほとんど示されていません。そこで、文部科学省の委託研究である「首都直下地震防災・減災特別プロジェクト」の「震災時における建物の機能保持に関する研究開発」の一環として、耐震構造および免震構造の重要施設の機能保持性能を明らかにすることを目的としたE-ディフェンス実験を実施しました。
試験体は、一般的な医療施設を模した、実大のスパン、階高を有する4階建鉄筋コンクリート(RC)造としました。はじめに、試験体と震動台の間に免震装置を設置した免震構造の実験を行い、その後、免震装置を撤去して、試験体と震動台をボルトで固定した耐震構造の実験を実施しました。試験体内の各部屋に、主な医療機器や情報通信設備を設置し、設備機器として、スプリンクラー、消火栓、医療ガス管なども設置しました。加振実験では、エルセントロ波、JMA 神戸波などの短周期地震動と、三の丸波などの長周期地震動を用いました。実験により、耐震・免震構造における、室内および機器被害に関する各種データおよび映像を取得しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201002

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1101
長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状(その1)
(2011年7月) (
実験番号 E201101 )
【H.R.D. Singapore Pte. Ltd.,(株)一条住宅研究所,(株)一条工務店による施設貸与実験】
免震装置の可動範囲を超える入力における免震住宅の挙動を確認すること、可動範囲を超えないように変位を拘束する方法の中で、上部構造、内部家具類へのダメージが最も少ない方法を検討することを目的に、E-ディフェンス加振実験を行いました。はじめに、変位拘束装置を用いない状態で加振して、最大応答変位を確認しまいした。その後、数種類の変位拘束装置を設置した状態で加振し、変位拘束効果を検証すると同時に、変位が拘束された時の上部構造物の変形や衝撃を検証しました。また、免震層を固定した非免震状態で加振し、免震構造+変位拘束装置における挙動との比較検証を行っています。実験の結果、入力レベルが上がると変位拘束装置が破損してしまったり、変位拘束は行えたが、上部構造の応答加速度が著しく大きくなってしまったりすることが明らかとなりました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201101

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1102
日米共同研究による免震技術の評価実験
(2011年8月) (
実験番号 E201102 )
防災科学技術研究所は、米国ネバダ大学と共同で、免震技術の評価実験を行いました。実験では、基礎を固定した耐震構造と免震装置を基礎に組み込んだ免震構造の建物に対して、東北地方太平洋沖地震時の揺れを再現して入力し、免震構造の応答特性把握と構造の違いによる室内被害の違いについて検証しています。
実験で用いた地震波は、2011年東北地方太平洋沖地震時にK-NET岩沼観測点(宮城県岩沼市)で観測された記録です。この記録は、約3分間と長い時間揺れが続き、中低層建物に影響の大きい短周期成分と免震構造に影響の大きい長周期成分の両方をやや多く含んでいる特徴を持つ、多くの建物に影響のある記録です。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201102
実験の概要: E201102.pdf

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1105
長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状(その2)
(2011年12月) (
実験番号 E201105 )
【H.R.D. Singapore Pte. Ltd.,(株)一条住宅研究所,(株)一条工務店による施設貸与実験】
E201101-長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状(その1)の結果、変位拘束装置を用いた方法の問題点が浮かび上がり、実用化に向けた変位制御装置の研究開発が必要であることが明らかとなりました。その結果をうけて、免震層が大変形しそうな状況を相対速度で感知し、剛性、減衰を上げる「速度感知型性能可変ダンパー」を開発しました。(その1)で製作した家屋試験体を補修、開発したダンパーを装着して、その性能を検証するためのE-ディフェンス実験を行いました。実験の結果、入力した全ての地震波に対して装置限界変位以内に制御できましたが、応答加速度には改善の余地があることが明らかとなっています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201105

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1106
長周期地震動に対する免震建築物の安全性検証方法に関する検討(その1)
(2012年1, 2月) (
実験番号 E201106 )
過去の地震災害において、免震建築物はその性能を発揮し、被害の軽減に大きく貢献しています。しかしながら、南海トラフ巨大地震では、数秒から十数秒の長い周期のゆれが含まれ、地震動の継続時間が数分から十数分程度となる長周期地震動が発生することが予想されており、2011年東北地方太平洋沖地震での地震動を上回る揺れが免震建築物に加わる可能性が指摘されています。それらの地震に備え、免震部材の性能評価を行い、品質の確保と試験方法の整備を行うことが喫緊の課題となっています。
以上のことから、国土交通省建築基準整備促進事業の一環として、実大すべり支承およびオイルダンパーを用いたE-ディフェンス実験を実施、多数回の繰返しすべりに伴う発熱・放熱環境や累積エネルギーの上昇速度を現実に近い状態で再現しました。実験の結果、繰返し載荷によるすべり支承やダンパーの特性変化の検証に不可欠なデータを取得しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201106

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1108
震動台性能検証と6自由度加振における室内什器類の挙動検証
(2012年3月) (
実験番号 E201108 )
東北地方太平洋沖地震において、E-ディフェンスの加振能力(最大加速度・継続時間)を超える地震動が観測されたため、大加速度と長時間の地震動に関して、E-ディフェンスの性能限界内での再現性について評価しました。また、E-ディフェンスが有する6自由度の加振能力の有効活用を図るため、鉛直動・ピッチング動を含む多種多様な揺れに関する震動台そのものの特性把握を行いました。あわせて、室内空間に焦点を当て、機器・什器等の挙動に与える回転動や鉛直動の影響を解明しました。 実験方法:震動台テーブルの 10 m × 7.5 m の領域に床組を設置し、床仕上げはタイルカーペットおよびホモジニアスビニルタイルとしました。床上に、家具・什器(ショートキャビネット6台、書棚2台、食器棚2台、机2台)を設置し、家具には書籍荷重用のコンクリートレンガを積載しました。什器類にはサーボ型加速度計および衝突試験用加速度を設置して、その挙動を把握しています。
【H.R.D. Singapore Pte. Ltd.による相乗り実験】「長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状 (その3)」
小規模免震構造物が設計クリアランスを超えて大きく変位することを防止するための「変位制御技術」を確立することを目的として、敷地の1方向はクリアランスを広げることが困難であるが、他の3方向へはクリアランスを大きく広げられる想定の加振実験を行いました。具体的には、クリアランスを広げることが困難な1方向のみダンパー抗力を持たせ、反対方向にはダンパー抗力をほとんど持たないようにしました。6自由度加振時の最終的な応答変位、応答加速度などを検証しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201108

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1201
長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状 (その4)
(2012年7月) (
実験番号 E201201 )
【H.R.D. Singapore Pte. Ltd.,(株)一条住宅研究所,(株)一条工務店による施設貸与実験】
2011年12月に実施したE201105-長周期地震動における小規模免震構造物の振動性状(その2)では、様々な地震動に対して速度感応型性能可変ダンパーを設置して変位制御を行った際の免震住宅の応答変位や応答加速度、ダンパー装置自体の動的な力学特性を確認することができました。本実験では、前回の加振結果から判明した問題点を再検討して、速度と減衰力の関係を見直した「速度感知型性能可変ダンパー」と、周囲にフェイルセーフ付加型スライダーを設置した、複合的改善策を施した試験体を作製、その安全性を確認することを目的としています。住宅部は、構造、間取りともに(その2)の試験体と同じで、新規に建築しました。実験の結果、本研究で新規開発した特殊オイルダンパーでは、今回の実験で入力した全ての地震動に対して、免震層変形を現実的な大きさに抑制し、同時に建物内部の安全性を確保することが可能であることが明らかとなっています
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201201

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1205
長周期地震動に対する免震建築物の安全性検証方法に関する検討(その2)
(2012年10月) (
実験番号 E201205 )
過去の地震災害において、免震建築物はその性能を発揮し、被害の軽減に大きく貢献しています。しかしながら、南海トラフ巨大地震では、数秒から十数秒の長い周期のゆれが含まれ、地震動の継続時間が数分から十数分程度となる長周期地震動が発生することが予想されており、2011年東北地方太平洋沖地震での地震動を上回る揺れが免震建築物に加わる可能性が指摘されています。それらの地震に備え、免震部材の性能評価を行い、品質の確保と試験方法の整備を行うことが喫緊の課題となっています。
以上のことから、国土交通省建築基準整備促進事業の一環として、E-ディフェンスを用いて、実大の鉛プラグ入り積層ゴム支承および高減衰積層ゴム支承について多数回繰り返し試験を実施しました。実験の結果、複数地震動における免震装置の特性変化の検証に不可欠なデータを取得することができました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201205

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1206
長周期化改造工事に関わるE-ディフェンス性能検証試験(長周期地震動による免震建物の応答評価実験)
(2012年3, 4月) (
実験番号 E201206 )
平成23年東北地方太平洋沖地震では、地震動の発生源である断層の複雑な破壊過程により、大きな揺れが長時間続きました。このような、海溝型大地震が発生した際に生じる、長時間・長周期地震動による被害の解明や被害軽減技術の研究開発は、直下地震への研究開発と同じく重要な課題と考えられます。
防災科研では、E-ディフェンスを活用した研究開発に取り組んでおりますが、海溝型大地震が発生した際に生じる、長周期・長時間地震動に対する研究開発を促進するため、E-ディフェンスの長周期・長時間化に関わる施設更新工事を実施しました。この更新工事による性能向上を検証するための試験として、震動台上に約1,000 tの実大4層免震建物(鉄筋コンクリート造、サイズ;11.8 m × 8.0 m × H 14.9 m)を搭載して、改造工事前では完全再現が不可能であった長周期成分を多く含む地震波による加振を行いました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201206
実験の概要: E201206.pdf

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1301
実大免震建物の衝突による被害低減対策開発のための加振実験
(2013年8月) (
実験番号 E201301 )
免震技術は、地震時における建物の損傷低減のみでなく、建物の機能保持においてもっとも効果的な手法と考えられています。免震建物のいくつかは、2011 年に発生した東北地方太平洋沖地震に襲われ、建物被害の低減に大いに貢献しました。しかしながら、室内のキャスター付き機器の暴走など、建物としての機能に悪影響を及ぼす被害の発生がみられ、免震建物においても地震対策の必要性が明らかとなっています。また、近年では、これまでの設計ではほとんど考慮されてこなかった長周期・長時間地震動により繰り返し生じる免震装置の大変形に対する安全性への検証不足が指摘されています。そこで、免震建物と擁壁をE-ディフェンス震動台上に設置して、1995年兵庫県南部地震や2011年東北地方太平洋沖地震で観測された地震動を入力しました。その結果、免震建物と周囲の擁壁のクリアランスを適切に設計しないと、免震建物が擁壁に衝突してしまう可能性があることなどが明らかとなりました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201301
実験の概要: E201301.pdf

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1304
長周期地震動に対する免震建築物の安全性検証方法に関する検討(その3)
(2013年11月) (
実験番号 E201304 )
過去の地震災害において、免震建築物はその性能を発揮し、被害の軽減に大きく貢献しています。しかしながら、南海トラフ巨大地震では、数秒から十数秒の長い周期のゆれが含まれ、地震動の継続時間が数分から十数分程度となる長周期地震動が発生することが予想されており、2011年東北地方太平洋沖地震での地震動を上回る揺れが免震建築物に加わる可能性が指摘されています。それらの地震に備え、免震部材の性能評価を行い、品質の確保と試験方法の整備を行うことが喫緊の課題となっています。
以上のことから、国土交通省建築基準整備促進事業の一環として、実大の免震部材の長周期・長時間地震動に対する繰り返し変形能力やエネルギー吸収性能を詳細に把握することを目的に、4連動地震による免震建築物の応答変位波を入力して、E-ディフェンスによる免震部材の多数回繰り返し加振実験を行いました。今回の実験の対象となる免震減衰部材は、鉛ダンパーと2種類のオイルダンパーです。通常、E-ディフェンスでは、震動台に実大建築物を搭載し、地震動で揺らし建築物の挙動や地震による破壊現象を再現させますが、今回の実験においては震動台を動的な加振装置として用いることが特徴となります。本実験により、各種免震減衰部材の、荷重と変位の関係やエネルギー吸収特性を確認することができました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201304
実験の概要: E201304.pdf

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1504
大規模地震に対する戸建住宅の振動性状と構造安全性検証
(2015年8, 9月) (
実験番号 E201504 )
【H.R.D. Singapore Pte. Ltd.,(株)一条住宅研究所,(株)一条工務店による施設貸与実験】
戸建木造住宅の制震効果、戸建木造住宅の高倍率耐力壁の性能、地震後の気密断熱性能の維持性能の検証などを目的として、約2ヶ月間、全7棟の実大木造住宅試験体のE-ディフェンス実験を実施しました。その結果、制振装置の有無で、建物の損傷に大きな差異が生じないことなど、多くのことが明らかとなっています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201504

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1601
近年の大規模地震における木造住宅及び工作物の耐震性能評価試験
(2017年1月) (
実験番号 E201601 )
【H.R.D. Singapore Pte. Ltd.,(株)一条住宅研究所,(株)一条工務店による施設貸与実験】
2016 年熊本地震では、2000 年の建築基準法改正前の木造住宅や、それ以降の建築基準法を満たしていても余力の少ない木造住宅では構造的に持ちこたえられないケースがあることが判明しました。将来懸念される南海トラフ巨大地震や首都直下型地震では、地震動の強さ、継続時間、余震発生回数共に熊本地震を上回ることが想定されており、甚大な建物被害が発生する可能性があります。以上のことを背景として、1) 既存建物の耐震性能評価と現実的な耐震補強方法の検討、補強効果の検証、2) 想定を超えた巨大地震に対する免震建物の限界状態の把握を目的としたE-ディフェンス実験を実施しました。また、3) 積雪を考慮したソーラーカーポート(工作物)の耐震性評価も行っています。試験体には、国内で観測された震度6強~7クラスの地震動を複数回入力して、木造住宅や工作物の損傷過程に関する詳細なデータを収集しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201601

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1701
小型地震絶縁装置の性能データ取得試験
(2017年6月) (
実験番号 E201701 )
防災科研では、国のイノベーションミッションを背景に「地震フリー空間」を実現するため、高機能な地震絶縁装置の開発を進めています。本実験研究では、空気浮揚式の水平地震絶縁装置と負剛性リンク式ばね、わずかな隙間から空気を漏らす機構を持つエアダンパによる鉛直振動絶縁装置を組み合わせたモックアップ(サイズ:約1.3 m × 1.3 m × H 1.0 m、支持荷重:1,000 kg)について、1995年兵庫県南部地震(JR鷹取)などの地震波形を用いて加振実験を行いました。その結果、過去に発生した強い揺れを伴う地震において、水平加速度を約1/10以下、鉛直加速度を約1/3以下に低減できる見通しを得て、目標性能を達成しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201701

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1709
小型振動絶縁検証装置の鉛直改良性能確認試験
(2018年3月) (
実験番号 E201709 )
防災科研では、国のイノベーションミッションを背景に「地震フリー空間」を実現するため、高機能な振動絶縁装置の開発を進めています。本実験研究では、平成29年度(2017)の研究(E201701)で開発した試験体について、鉛直要素のガイド機構や剛性を改良し、再評価を行いました。空気浮揚式水平振動絶縁装置と負剛性リンク式ばね、さらにエアダンパによる鉛直振動絶縁装置を組み合わせたモックアップ(サイズ:約1.3 m × 1.3 m × H 1.0 m、支持荷重:1,000 kg)について、1995年兵庫県南部地震(JR鷹取)等の地震波形で加振実験を行いました。その結果、過去に発生した強い揺れを伴う地震において、改良による振動低減性能の向上を確認し、水平加速度を約1/10以下、鉛直加速度を約1/3以下に低減できる見通しを得て、目標性能を達成しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201709

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1803
小型振動絶縁検証装置の鉛直高負荷化性能確認試験
(2018年8月) (
実験番号 E201803 )
防災科研では、国のイノベーションミッションを背景に「地震フリー空間」を実現するため、高機能な振動絶縁装置の開発を進めています。本実験研究では、平成29年度の試験体(E201709)をベースに、支持荷重を2倍に拡大しました。空気浮揚式水平振動絶縁装置と負剛性リンク式ばね、さらにコイルばねによる鉛直振動絶縁装置を組み合わせたモックアップ(サイズ:1.3 m × 1.3 m × H 1.0 m、支持荷重:2,000 kg)について、1995年兵庫県南部地震(JR鷹取波)などの地震波形を用いて加振実験を行いました。その結果、過去に発生した強い揺れを伴う地震において、水平加速度を約1/10以下、鉛直加速度を約1/3以下に低減でき、目標性能を達成しました。また、便宜的な指標として、装置上の揺れを震度階で評価したところ、概ねインフラが停止しない震度4以下に振動を低減できる見通しを得ました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201803

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1806
地盤配管設備等の非構造部材を含む3階建て木造住宅の機能を検証するE-ディフェンス実験
(2019年1, 2月) (
実験番号 E201806 )
文部科学省からの補助事業「首都圏を中心としたレジリエンス総合力向上プロジェクト~サブプロジェクト(c)非構造部材を含む構造物の崩壊余裕度に関するデータ収集・整備~」では、大地震時における都市機能の速やかな回復、損傷の同定や修復を目的として、E-ディフェンスを活用し、内外装材、家具・什器、配管設備等を含む建造物の機能保持、および建物倒壊までの耐震余裕度に関するデータを収集・整備しています。
本実験では、住宅密集地域の住宅建物の生活機能の確保の観点から、耐震性を高めた耐震構造の3階建て木造住宅と、地震対策に有効と言われる免震工法を採用した3階建て木造住宅を対象とする震動台実験を実施しました。試験体のサイズは、平面4.5 m × 10 m、高さは約10 mで、強度が建築基準法で定められる標準値の1.5倍となるように、耐震壁の種類と量を決めています。在来軸組構法住宅においては、免震工法を導入しています。一方、枠組壁構法住宅においては、平面が7 m × 13 m、高さが2.5 mの大型コンテナを準備し、その中に1.3 mの深さの地盤を製作、地盤上に施工されるべた基礎から忠実に建物条件を再現しました。1995年兵庫県南部地震の観測波などを入力して、貴重なデータを収集しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201806
実験の概要: E201806.pdf

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1901
振動制御構造の性能評価のためのセミアクティブ免震構造の振動台実験
(2019年7月) (
実験番号 E201901 )
地震動作用時の構造物の応答変位および床応答加速度の低減を目的として振動制御構造が発展してきました。1990年代には、各種パッシブダンパーはもとより、アクティブ制御・セミアクティブ制御を適用した建物が実現され、多くは、強風時や中小地震時の建物の共振応答の抑制のため、高層建物やタワー建築への適用がなされてきています。
一方、兵庫県南部地震以降、免震建物の着工数は急増し、国内竣工数は既に5000棟を超えています。セミアクティブ制御を免震構造にも適用し、上部構造の床応答加速度を低減するという免震構造の性能を確保しながら、免震層の変形を抑制する試みが始まり、実建物への適用も行われています。
しかしながら、免震構造へのセミアクティブ制御の適用事例はまだ少なく、また、パッシブ型の振動制御と異なり、セミアクティブ制御による振動制御効果を、建物の見かけの周期変動や減衰変動のような単純な指標で評価する手法も確立されていません。
そこで、E-ディフェンスにおいて、1質点系の免震構造試験体をベンチマーク試験体とし、磁気粘性流体(Magnetorheological fluid: MR流体)を封入したダンパー(MRダンパー)を用い、複数のセミアクティブ制御を対象としたベンチマーク実験を行いました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201901

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1902
フレーム架台振動低減装置の性能確認実験
(2019年7月) (
実験番号 E201902 )
防災科研では、国のイノベーションミッションを背景に「地震フリー空間」を実現するため、高機能な振動低減装置の開発を進めています。本実験研究では、令和元年度(2018)の試験体(E201803)を基に、従来は1脚の構造で実施していた振動低減装置を4脚に拡張し、より実際の使用状況に近づけました。また、支持荷重は10トンに増加しました。フレーム架台(4 m × 2 m)には、流体浮揚式の水平振動低減装置を4台設置しています。これまで使用していた差動流体は取り扱いが簡単な「空気」でしたが、今後の大容量化に備え「水」を比較しました。その結果、振動低減性能には大きな違いはなく、関連研究と同等の良好な結果が得られました。違いとしては、「水」の方が滑走面から離れにくいというユニークな結果が得られました。この実験で得られた計測データや画像は公開されています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E201902

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2003
災害時重要施設の高機能設備性能評価と機能損失判定のための振動実験
(2020年12月) (
実験番号 E202003 )
文部科学省からの補助事業「首都圏を中心としたレジリエンス総合力向上プロジェクト~サブプロジェクト(c)非構造部材を含む構造物の崩壊余裕度に関するデータ収集・整備~」では、大地震時における都市機能の速やかな回復、損傷の同定や修復を目的として、E-ディフェンスを活用した、内外装材、家具・什器、配管設備等を含む建造物の機能保持、および建物倒壊までの耐震余裕度に関するデータを収集・整備しています。
本研究では、災害時にも継続的な運用が期待される地域医療の中核病院等を対象に、地震直後にその機能損失度を定量的に評価する手法を提案し、無用な混乱を回避して、安全かつ効率的な管理者の被災後運用判断を支援する仕組みに関する研究開発を目的として、高機能設備を付した病院建物に対する大型振動台実験を実施しました。4階建ての耐震棟と3階建ての免震棟の2棟を渡り廊下で接続する試験体を作製し、試験体内に医療機器を設置して、実際の医療施設の状況を再現しています。実験の結果を基に、建物崩壊余裕度、病院機能の低下要因の特定、高機能設備個別の性能評価、施設の機能損失に関する定量的判定法を提案しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202003

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2006
60tテストベッドによる浮揚式3次元免震装置の加振実験
(2021年2月) (
実験番号 E202006 )
防災科研では、国のイノベーションミッションを背景に「地震フリー空間」を実現するため、高機能な3次元免震装置の開発を進めています。本実験研究では、令和2年度(2020)の研究(E201902)で開発した試験体を基に、小型の2階建てビルを想定し、防災科研が保有するテストベッド(鉄骨構造試験体:7.0 m × 5.5 m × H 4.7 m、60 t)を水浮揚方式で水平免震しました。ただし、これと組み合わせる油圧パラレルリンク式鉛直免震装置は、試運転時の操作ミスにより破損したため、本加振実験時には取り外されています。1995年兵庫県南部地震(JR鷹取)などの地震波形を用いて加振実験を行った結果、過去に発生した強い揺れを伴う地震において、水平加速度をおおむね1/10以下に低減し、目標値を達成しました。迫力ある画像もぜひご覧ください。この実験で得られた計測データや画像は公開されています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202006

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2103
制震ダンパー性能試験
(2021年11月) (
実験番号 E202103 )
近年では、耐震補強の対象となる構造物の大型化に伴って、制震デバイスにもより大きな応答に追従できる性能が求められています。瀬戸内しまなみ海道に位置する、多々羅大橋では耐震補強工事が行われており、制震デバイスとして国内では過去最大となる制震ダンパーの設置を予定しています。これまで類似の大型ダンパーの性能確認は縮小試験体、簡易モデル試験等によって行われてきましたが、これらの手法では、実大の性能を正しく推定するには限界があります。
そこで、本実験では、国内最大規模の震動台であるE-ディフェンスを用いた実大加振実験を実施することにより、制震ダンパーの地震時の実挙動を明らかにしました。この実験で得られた計測データや画像を公開しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202103

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2203
伝統的木造建築技術により建てられた古民家へのアウターフレーム補強の有効性検証
(2022年12月) (
実験番号 E202203 )
本研究プロジェクトは、国立研究開発法人防災科学技術研究所と兵庫県との共同研究および兵庫県と神戸大学の協力型共同研究として実施したものです。本実験では、2階建て木造古民家を想定した、木造軸組みの実大試験体を用いた三次元加振実験を行いました。実験で得られたデータより、古民家の耐震改修に適用される耐震補強工法の効果を検証するとともに、実機レベルのアウターフレーム工法を導入した際の大地震時挙動を検証しました。この実験で得られた計測データや画像を公開しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202203

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