2026/10/14
E-Defense today
米国における耐震性能評価・モニタリング技術の最新動向調査の為、米国の研究機関等を訪問しました
2026年8月17日(月)~21日(金)の5日間,米国カリフォルニア州のカリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley:UC Berkeley),Pacific Earthquake Engineering Research Center(PEER),スタンフォード大学(Stanford University)等の研究機関や企業を訪問しました.今回の出張では,耐震性能評価,地震後の機能回復(Functional Recovery),構造ヘルスモニタリング(Structural Health Monitoring:SHM),光ファイバーセンシング等をテーマとして,米国における最新の研究・実務動向について情報収集を行いました.
本出張には,防災科学技術研究所に加え,東京大学,大阪工業大学,日建設計の研究者・実務者が参加しました.防災科学技術研究所の兵庫耐震工学研究センターからは藤原主任研究員と西研究員が現地で,田端上席研究員と山下主任研究員はオンラインで参加し, E-ディフェンスにおけるこれまでの実験研究や,性能評価・SHMに関する取組を紹介するとともに,米国の研究者・実務者と意見交換を行いました.特に,UC BerkeleyやStanford Universityの研究者とは,Performance-Based Earthquake Engineering(PEERの提唱した耐震性能評価手法、PBEE)やFunctional Recoveryについて議論し,構造安全性だけでなく,地震後の建物機能や復旧までを含めて性能を評価する考え方について知見を得ました.
また,UC BerkeleyおよびLawrence Berkeley National Laboratory(LBNL)の研究者とは,光ファイバーを利用した分布型センシング技術や,その静的・動的計測,SHMへの適用について意見交換を行いました.さらに,加速度・ひずみ等のモニタリングデータを,構造物の状態把握や地震後の損傷評価に活用する取組についても情報収集を行いました.
今回の米国出張を通じて,耐震性能評価手法,モニタリング技術,光ファイバー計測に関する米国の最新動向を学ぶとともに,E-ディフェンスで取得される大規模実験データや今後の計測・性能評価への活用について検討するための有益な知見を得ることができました.

カリフォルニア大学バークレー校での打合せ

PEER訪問

スタンフォード大学訪問
