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2026/06/21

E-Defense today

第11回 国際地盤工学物理モデリング会議(ICPMG2026)に参加しました

2026年6月8日(月)~12日(金)の5日間,スイス、チューリッヒのチューリッヒ工科大学(Eidgenössische Technische Hochschule Zürich,略称:ETH Zürich,英名:Swiss Federal Institute of Technology in Zurich)において,第11回 国際地盤工学物理モデリング会議(the 11th International Conference on Physical Modelling in Geotechnics, ICPMG2026)が開催されました。この国際会議は、地盤工学における物理模型実験のモデリング手法、技術、相似則、およびその他のあらゆる側面に関する最新の動向について議論を行うことを目的としております。
チューリッヒは,市街地に立地しているETH本部や大聖堂など,歴史的建造物が数多く残されているとても魅力的な街ですが,そういった街並みの中にタワークレーンが乱立しているのが印象的でした(写真1)。会議は,チューリッヒ郊外のETH Zürichのヘンガーベルグ(Hönggerberg)キャンパス(写真2)で行われました。
防災科学技術研究所からは河又が参加しました。普段から共働研究を進めている米国NHERIの研究者を含め、世界各国の研究者と意見交換を行いました。実災害を再現する物理実験やその再現解析、新しい実験装置の紹介など、地盤工学実験に特化したプレゼンが多く、一地盤工学研究者として非常に興味深く聴講させていただきました。河又からは、E-ディフェンス実験施設を紹介、現在進行形のE-ディフェンス地盤工学実験を通して、実験データの共有を中心とした研究ネットワーク構築を目指すビッグピクチャーを提示しました(写真3)。
研究データを公開する潮流が進み、AI全盛時代に差し掛かっている現在、時代の変遷に応じて物理実験研究に求められる役割も、今後急速に変化していくが想定されます。本会議で世界各国の試みを確認することで、これらの成果をより有効に活用するために何をすべきか、ある程度の共通認識を得ることの重要性を再認識しました。本会議で得た経験を、計画中のE-ディフェンス地盤工学実験の成果展開に活かせればと考えています。

写真1:タワークレーンが乱立するチューリッヒ市街



写真2:発表会場



写真3:河又発表中