実験映像・資料Movie
加振実験映像
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2003 災害時重要施設の高機能設備性能評価と機能損失判定のための振動実験
(2020年12月) ( 実験番号 E202003 )鉄骨造 免制震 非構造部材 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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12月8日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 XY50%,Z100%
全景 ( E202003_201208_1.wmv )
耐震棟3F手術室 ( E202003_201208_2.wmv )
免震棟3F透析室 ( E202003_201208_3.wmv )
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2004 力の伝達を制限する接続部を有するフレーム・スパインシステムの振動台実験
(2020年12月) ( 実験番号 E202004 )鉄骨造 - 加震ケース(入力地震動)
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12月17日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 Y軸単軸 100%
全景 ( E202004_201217_1.mp4 )
T字ダンパー 2F接続部 ( E202004_201217_2.mp4 )
U字ダンパー 4F接続部 ( E202004_201217_3.mp4 )
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2006 60tテストベッドによる浮揚式3次元免震装置の加振実験
(2021年2月) ( 実験番号 E202006 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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2月24日 1995年兵庫県南部地震 JR鷹取波 130%
全景(北西) ( E202006_200224.wmv )
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2102 水道管路の耐震補強継手の大型振動台実験
(2021年10月) ( 実験番号 E202102 )地盤 設備機器 - 加震ケース(入力地震動)
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10月26日 正弦波1 Hz、750gal、継続時間約20 秒
全景 ( E202102_211026_1.wmv )
「耐震補強金具」を用いた耐震補強管の管内
( E202102_211026_2.wmv )
未補強配管の管内
( E202102_211026_3.wmv )
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2103 制震ダンパー性能試験
(2021年11月) ( 実験番号 E202103 )免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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11月17日 正弦波3波 最大変位780 mm
全景(南) ( E202103_211117.wmv )
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2104 室内空間・機能を対象とした地震災害軽減および被害判定のためのE-ディフェンス実験
(2021年12月-2022年1月) ( 実験番号 E202104 )非構造部材 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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1月19日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 75%
LDK(リビングダイニングキッチン) ( E202104_220119.wmv )
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2105 破損シーケンス制御配管系加振試験
(2022年2月) ( 実験番号 E202105 )設備機器 - 加震ケース(入力地震動)
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2月25日 2018年北海道胆振東部地震 K-NET穂別波
全景 ( E202105_220225_1.wmv )
サポート部詳細 ( E202105_220225_2.wmv )
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2201 高精度シミュレーションモデル構築に向けた配管系加振試験
(2022年8, 9月) ( 実験番号 E202201 )設備機器 - 加震ケース(入力地震動)
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9月1日 模擬地震動500%
全景 ( E202201_220901_1.wmv )
ティ部詳細 ( E202201_220901_2.wmv )
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2202 アキュラグループ中高層純木造振動台実験
(2022年9月) ( 実験番号 E202202 )木造 - 加震ケース(入力地震動)
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9月22日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸100%
全景(北西) ( E202202_220922_1.mp4 )
全景(南東) ( E202202_220922_2.mp4 )
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2203 伝統的木造建築技術により建てられた古民家へのアウターフレーム補強の有効性検証
(2022年12月) ( 実験番号 E202203 )木造 免制震 - 加震ケース(入力地震動)
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12月14日 BCJ-L2波 Y方向単軸 100%
全景(南西) ( E202203_221214_1.wmv )
油圧ダンパー周辺( E202203_221214_2.wmv )
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2204 10層鉄骨造オフィス試験体による建物の動的特性評価実験
(2023年2月) ( 実験番号 E202204 )鉄骨造 非構造部材 設備機器 家具什器 - 加震ケース(入力地震動)
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2月17日 1995年兵庫県南部地震 JMA神戸波 100%
全景(南東) ( E202204_230217.wmv )
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2301 体育館架構の地震応答制御実験
(2023年7, 8月) ( 実験番号 E202301 )鉄骨造 - 加震ケース(入力地震動)
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8月3日 正弦波4.41Hz Y軸方向
全景(南) ( E202301_230803.mp4 )
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2302 コンクリートブロック塀耐震性能の検証
(2023年10月) ( 実験番号 E202302 )その他 - 加震ケース(入力地震動)
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10月16日 告示波(エルセントロNS位相)Y100%
( E202302_231016.mp4 )
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2003
災害時重要施設の高機能設備性能評価と機能損失判定のための振動実験
(2020年12月) (
実験番号 E202003 )
文部科学省からの補助事業「首都圏を中心としたレジリエンス総合力向上プロジェクト~サブプロジェクト(c)非構造部材を含む構造物の崩壊余裕度に関するデータ収集・整備~」では、大地震時における都市機能の速やかな回復、損傷の同定や修復を目的として、E-ディフェンスを活用した、内外装材、家具・什器、配管設備等を含む建造物の機能保持、および建物倒壊までの耐震余裕度に関するデータを収集・整備しています。
本研究では、災害時にも継続的な運用が期待される地域医療の中核病院等を対象に、地震直後にその機能損失度を定量的に評価する手法を提案し、無用な混乱を回避して、安全かつ効率的な管理者の被災後運用判断を支援する仕組みに関する研究開発を目的として、高機能設備を付した病院建物に対する大型振動台実験を実施しました。4階建ての耐震棟と3階建ての免震棟の2棟を渡り廊下で接続する試験体を作製し、試験体内に医療機器を設置して、実際の医療施設の状況を再現しています。実験の結果を基に、建物崩壊余裕度、病院機能の低下要因の特定、高機能設備個別の性能評価、施設の機能損失に関する定量的判定法を提案しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202003

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2004
力の伝達を制限する接続部を有するフレーム・スパインシステムの振動台実験
(2020年12月) (
実験番号 E202004 )
従来の延性鋼フレームシステムは、横方向の階間変位集中と単階メカニズムに大きな潜在的なリスクを有し、変位感受性の高い非構造システムへの損傷や崩壊の危険性があります。剛性/強度の高い芯棒(スパイン)構造と従来の延性フレームを組み合わせることで、階間変位集中を軽減できますが、芯棒のようなシステムは高モード応答から大きな地震力と加速度を生じます。 最近の研究では、変形可能な力の伝達を制限する機構で接続(Force-Limiting Connection)することにより、建物の床を剛性の高い側方力抵抗システムから隔離することで、地震力と床加速度を大幅に低減できることが示されています。このことを検証するため、京都大学防災研究所およびイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校他との共同研究として、実大の4層S造建物とスパインをU字およびT字ダンパーで接続した試験体のE-ディフェンス震動台実験を実施しました。4層S造建物の下3層部分は、災害時重要施設の高機能設備性能評価と機能損失判定のための振動実験(E202003)の免震棟を再利用しました。実験の結果、S造建物に弾性スパインを追加すると、建物各階で均一な相関変形角が生じることや、弾性スパインの追加によって生じる床加速度の増加は、力の伝達を制限する接続部を採用することで低減できることがわかっています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202004

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2006
60tテストベッドによる浮揚式3次元免震装置の加振実験
(2021年2月) (
実験番号 E202006 )
防災科研では、国のイノベーションミッションを背景に「地震フリー空間」を実現するため、高機能な3次元免震装置の開発を進めています。本実験研究では、令和2年度(2020)の研究(E201902)で開発した試験体を基に、小型の2階建てビルを想定し、防災科研が保有するテストベッド(鉄骨構造試験体:7.0 m × 5.5 m × H 4.7 m、60 t)を水浮揚方式で水平免震しました。ただし、これと組み合わせる油圧パラレルリンク式鉛直免震装置は、試運転時の操作ミスにより破損したため、本加振実験時には取り外されています。1995年兵庫県南部地震(JR鷹取)などの地震波形を用いて加振実験を行った結果、過去に発生した強い揺れを伴う地震において、水平加速度をおおむね1/10以下に低減し、目標値を達成しました。迫力ある画像もぜひご覧ください。この実験で得られた計測データや画像は公開されています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202006

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2102
水道管路の耐震補強継手の大型振動台実験
(2021年10月) (
実験番号 E202102 )
近年の地震発生時にライフラインである水道管の断水が地震のたびに発生しています。
主な断水原因の一つとして、管の継ぎ手の抜け出しが挙げられます。被害の軽減のため既設管路の耐震補強が進められていますが、未だに耐震性が不足しているダクタイル鋳鉄管が多く残されています。
そこで、金沢大学および大成機工株式会社との共同で、大型振動台実験を実施しました。
内寸奥行4 m × 幅16 m × 高さ4.5 mの鋼製大型土槽内に、実物大のダクタイル鋳鉄管(呼び径150 mm)に管の継ぎ手の抜け出しを防止する金具などの耐震補強製品を組み込んだ「耐震補強配管」と「未補強配管」を埋設した試験体を製作、E-ディフェンスを用いて加振することにより地盤を崩壊させることにより、地盤に大変位が発生した場合の管および継手の挙動を調査しました。
入力波として、最大750 Gal、1 Hz、継続時間約20 秒の正弦波を用いました。実験により、地盤が崩壊して、埋設管に大きな地盤変位が作用した結果、未補強継手は完全に抜け出しましたが、耐震補強継手は健全な状態を保持できることが明らかとなっています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202102
実験の概要: E202102.pdf

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2103
制震ダンパー性能試験
(2021年11月) (
実験番号 E202103 )
近年では、耐震補強の対象となる構造物の大型化に伴って、制震デバイスにもより大きな応答に追従できる性能が求められています。瀬戸内しまなみ海道に位置する、多々羅大橋では耐震補強工事が行われており、制震デバイスとして国内では過去最大となる制震ダンパーの設置を予定しています。これまで類似の大型ダンパーの性能確認は縮小試験体、簡易モデル試験等によって行われてきましたが、これらの手法では、実大の性能を正しく推定するには限界があります。
そこで、本実験では、国内最大規模の震動台であるE-ディフェンスを用いた実大加振実験を実施することにより、制震ダンパーの地震時の実挙動を明らかにしました。この実験で得られた計測データや画像を公開しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202103

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2104
室内空間・機能を対象とした地震災害軽減および被害判定のためのE-ディフェンス実験
(2021年12月-2022年1月) (
実験番号 E202104 )
本研究では、非構造部材、屋内設備、家具、什器等に関して、地震時の損傷挙動データを収集するとともに、損傷被害検証手法のガイドライン、被害対策法、地震被害センシング手法を提案することをめざしています。具体的には、各種非構造部材、屋内設備、家具、什器等の地震動による損傷が再現可能な大型振動台実験用試験体(主要構造部材は無損傷に留め、内部に設置する非構造部材、屋内設備、家具、什器等を実験毎に取り換えることで、繰り返し使用が可能な実験ユニット)を製作し、さまざまな地震動に対して各非構造部材の損傷に関するデータを収集・蓄積します。さらに、それらのデータを整備・検討して、被害モニタリング手法の構築をめざしています。
本実験では、研究の目的を達成するため、各種非構造部材、屋内設備、家具、什器等の地震動による損傷が再現可能な大型振動台実験用試験体を用いた振動実験を行い、さまざまな地震動での室内空間の被害評価を行うとともに、震災後の事業継続性などに結び付けるデータの取得を行いました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202104

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2105
破損シーケンス制御配管系加振試験
(2022年2月) (
実験番号 E202105 )
⽂部科学省公募「原⼦炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡⼤抑制技術の開発」のうち「過⼤地震に対する破損シーケンス抑制技術」の⼀環として、⼩⼝径の配管系と⽀持構造物で構成される配管系試験体の地震荷重下における弾塑性応答挙動を明らかにし、破損シーケンス制御技術を検討することを目的に、E-ディフェンス実験を実施しました。試験体は 15A 配管と、それを⽀える2つの配管⽀持構造物、2つの配管固定架台から構成されています。入力地震波はとして、正弦波や、試験体の 1 次固有振動数に近い位置に卓越振動数のある観測地震波、2018年北海道胆振東部地震、K-NET 穂別 NS 波の15 秒~55 秒の記録を抜粋して使用ました。加振試験により、支持構造物を塑性化し、後続の加振によりき裂発生に至るまでの詳細なデータが得られました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202105

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2201
高精度シミュレーションモデル構築に向けた配管系加振試験
(2022年8, 9月) (
実験番号 E202201 )
原子力発電施設の耐震設計では、2011 年の東北地方太平洋沖地震における福島第一原子力発電施設の事故を受け、設計の想定を超えた条件に対する配慮が求められるようになっています。したがって、次世代原子力システムの耐震設計・耐震性能評価では、終局挙動も含めた非弾性挙動を適切に評価することができるモデリングが不可欠です。以上のことから、原子力施設の重要構造物の1つである配管系を対象とし、終局強度の評価も含めた非弾性挙動を再現できる高精度シミュレーションモデルの検証に不可欠なデータ取得を目的として、E-ディフェンスを用いた検証実験を実施しました。5 箇所のエルボと 1 箇所のティを有し、立ち上がり部を含むやや複雑な立体的な形状の試験体を作製しました。この試験体には、加振試験時の応答増幅と試験体固有振動数の調整を目的として1 箇所あたり 400 kg の重錘を設置しました。入力波として、模擬地震波(実地震波の位相を有し、試験体の 1 次、2 次モードを主として励起するよう 1.5 Hz~5.5 Hz の帯域を有する狭帯域ランダム波)と、正弦波(Y 方向単軸)を用いました。25%~500%の模擬地震波を入力することにより、配管系の弾性域から終局挙動までのデータを取得しました。これにより、ティ配管部の損傷データやティ配管部直上直管でのラチェット変形など多くの詳細データが取得できました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202201

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2202
アキュラグループ中高層純木造振動台実験
(2022年9月) (
実験番号 E202202 )
【株式会社AQ Groupによる施設貸与実験】
5 階建て木造軸組工法建築物について、普及モデルの5階建て木造軸組工法建物の耐震性および安全性を検証して、中高層木造の普及を加速することを目的として、株式会社AQ Groupが設計・施工した三次元振動試験を行いました。試験体は、木造軸組工法による 5 階建て建築物であり、一般に流通している木材と金物、プレカット技術、既存の認定工法、許容応力度等計算で設計・施工できる中規模木造建ビルの確立を目標としたプロトタイプです。試験体の形状は、延べ床面積 439.5 m2、平面が 1 階から 4 階までが 8.19 m × 12.285 m、5 階が 5.005 m × 12.285 m、高さが 16.404 m であり、建物用途は、1 階が店舗、2 階が事務所、3 階が賃貸住宅、4、5 階がオーナー住宅を想定しています。兵庫県南部地震や新潟県中越地震の観測波等を入力して、試験体応答の詳細データが得られています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202202

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2203
伝統的木造建築技術により建てられた古民家へのアウターフレーム補強の有効性検証
(2022年12月) (
実験番号 E202203 )
本研究プロジェクトは、国立研究開発法人防災科学技術研究所と兵庫県との共同研究および兵庫県と神戸大学の協力型共同研究として実施したものです。本実験では、2階建て木造古民家を想定した、木造軸組みの実大試験体を用いた三次元加振実験を行いました。実験で得られたデータより、古民家の耐震改修に適用される耐震補強工法の効果を検証するとともに、実機レベルのアウターフレーム工法を導入した際の大地震時挙動を検証しました。この実験で得られた計測データや画像を公開しています。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202203

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2204
10層鉄骨造オフィス試験体による建物の動的特性評価実験
(2023年2月) (
実験番号 E202204 )
近い将来に発生が懸念される南海トラフ地震などの大規模な地震から生活を守り、社会経済活動を継続する為には、これら将来の地震に向けた事前の準備・対策と地震後の速やかな判断・対応が重要です。防災科研では、事前対策の基礎情報となる建物の揺れの周期や収まり易さ(動的特性)を建物の揺れから評価する「動的特性評価手法」の開発に取り組んでいます。そしてその為に、建物の揺れを計測するセンサーと計測・評価結果を即時発光表示するLEDライトを内蔵した外装材(LED光アラートシステム)の開発も民間企業との共同研究で行なっています。ここでは、動的特性評価手法とLED光アラートシステムの実証・検証の為、震動実験を実施します。
試験体は、平面形状が12.0m×8.0m、階数が10、高さが26.9m、重量が約700トンの実大10階建てオフィスビルです。実験では、計測震度2~4の中小地震と、計測震度が5を超える大地震を繰り返し試験体に入力して、動的特性の変化を捉えることを取り組みました。そして、試験体にLED光アラートシステムを設置して、計測した変形の即時発光表示の実証も行いました。実験の結果から、開発した動的特性評価手法によって、動的特性の変化を捉えることが可能であることと、LED光アラートシステムによって建物の変形を正確に計測し、LEDライトで即時表示できることが示されました。加えて、共同研究や余剰空間貸与の枠組みで、建物試験体内部の空間に、多種多様な内装材や家具、什器、設備機器を設置して、これらの地震による揺れや動きと損傷に関する貴重なデータを取得しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202204

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2301
体育館架構の地震応答制御実験
(2023年7, 8月) (
実験番号 E202301 )
災害時に避難所等として利用される,体育館等の大空間建物を対象として,地震時の弾性および弾塑性挙動の解明と,ダンパー等の対策技術の応答低減効果確認を目的とした震動台実験を実施しました。試験体は,アーチ屋根を有する体育館の1/4縮小模型で,間口6m,奥行き8m,高さ3.2mです。相似則を考慮して,試験体設計と重量調整を行いました。妻面に摩擦ダンパーを,屋根に同調マスダンパー(TMD)を設置しました。
3日間の加振実験を行いました。1日目は試験体の弾性範囲で応答させる実験を行い,屋根振動の支配モードとそれにより生じる加速度を分析しました。2日目は摩擦ダンパーとTMDを動作させた実験を行い,応答低減効果を確認しました。3日目は試験体を弾塑性挙動させて崩壊に至るまで加振を行い,崩壊メカニズムと終局挙動を分析しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202301

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2302
コンクリートブロック塀耐震性能の検証
(2023年10月) (
実験番号 E202302 )
現在、建築基準法はもとより、日本建築学会においてもコンクリートブロック塀の高さや構造に関する規準が定められていますが、規準を守らず作られたコンクリートブロック塀や経年劣化により耐震性能が低下したコンクリートブロック塀が存在しています。コンクリートブロックが用いられる車庫ゲートもコンクリートブロック塀と同様に転倒の危険性があり、耐震性能の向上が求められています。既往の研究において、コンクリートブロック塀の構造性能は静的・動的載荷実験により検証されてきましたが、耐震補強方法や動的応答時の根入れの影響については知見が不足しています。この様な背景から、E-ディフェンス実験では、コンクリートブロック塀およびシャッター付き車庫ゲートの動的応答特性や耐震性能を明らかにし、現行設計規準の有効性を確認するとともに、コンクリートブロック塀に関する新たな規準の確立や耐震性の低いブロック塀に対する耐震補強工法の確立に資する知見を獲得することを目的としました。
E-ディフェンス実験に用いた試験体は①耐震補強金具を有する土漕付きコンクリートブロック塀、②新工法を用いた新設用コンクリートブロック塀、③日本建築学会の指針に沿って設計した控壁を有する土漕付きコンクリートブロック塀、④不適合施工されたコンクリートブロック塀、⑤シャッター付き鋼製ゲート、⑥大型L型基礎ボイドRM塀、⑦L型基礎を有するコンクリートブロック塀、⑧I型基礎を有する土漕付きコンクリートブロック塀、⑨L型基礎を有する土漕付きコンクリートブロック塀の9種類としました。
これらの試験体による振動実験より、耐震性能等を検証し、目的を達成しました。
本実験の詳細情報や取得データ・映像は、ASEBIにて公開されています。
DOI: https://doi.org/10.17598/NIED.0020-E202302

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