2025年10月27日（月）～31日（金）の5日間，メキシコシティのメキシコ土木工学科大学（THE COLEGIO DE INGENIEROS CIVILES DE MEXICO）で，国際シェル・空間構造学会（International Association for Shell and Spatial Structures, IASS）の年次シンポジウムIASS2025が開催されました。この国際会議では，体育館，ホール，スタジアム等の空間構造建物に関する構造から形状決定等の幅広いテーマについての，8題の基調講演と54のパラレルセッションが行われました。
防災科学技術研究所の兵庫耐震工学研究センターからは藤原研究員と西研究員の2名が参加して研究発表を行い，世界の研究者との意見交換を行いました。研究発表では，昨年度実施した実験「大規模空間建物のダメージ評価に関する実験」について，藤原研究員が実験計画と，試験体の全体応答，西研究員が非構造部材の応答について報告しました。発表後には，非構造部材の応答等について，活発な議論が行われ，関心の高さがうかがわれました。

会場（THE COLEGIO DE INGENIEROS CIVILES DE MEXICO）

オープニングセレモニー