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2026/02/13

E-Defense today

NIED- NCDRワークショップを開催しました

防災科研(NIED)は、協力覚書(MoC)を締結している台湾・国家災害防救科技中心(NCDR)とともに、2026年1月21日から23日の3日間、台湾にて花蓮地震の被災地調査および共同研究企画ワークショップを実施しました。防災科研からは松浦企画部次長ほか、兵庫耐震工学研究センターの田端副センター長、藤原主任研究員、西特別研究員を含む8名が参加しました。

1月21日・22日は、2024年4月3日に発生した花蓮地震の被災地域を調査しました。台湾東西を結ぶ基幹道路が並走する太魯閣渓谷の土砂災害現場や、地震で生じた河道閉塞が2025年の台風によって決壊した土石流により被害を受けた馬太鞍の下流域などを訪れましました。急峻な斜面から流出した大量の土砂が道路や集落に甚大な被害をもたらしており、地震発生から2年近くが経過した現在も、土砂撤去などの復旧作業や、河道を閉塞している複数の堰止湖の崩壊リスクへの対応が続くなど、深刻な影響が残っている現状を確認しました。また、被災者や応急対策の担当者との会話を通じ、発災直後の迅速な判断がいかにその後の避難行動を左右するか、改めてその重要性を認識する機会となりました。

翌23日は、新北市のNCDRにてワークショップを開催しました。NCDRからは11名の研究員が参加し、「気象災害・土砂災害」「都市災害」「社会防災」の3グループに分かれて意見交換を行いました。各グループでは、防災科研とNCDRが今後協働で取り組むべき研究課題について、具体的かつ活発な議論が交わされました。

なお、翌月に春節(旧正月)を控えた現地の街並みは、華やかな祝祭の準備が進んでいました。

 

太魯閣渓谷の武陵関東付近の道路の崩落(写真左側が道路)

 

太魯閣渓谷の靳珩橋付近にてNCDR・李維森主任秘書の説明を受ける参加者

 

2025年の台風による大雨で崩落した馬太鞍渓橋とその周辺(写真中の橋は仮設)

 

NCDRでのワークショップの様子