2025/07/30
E-Defense today
令和7年度実大三次元震動破壊実験装置定期点検を終えて
4月1日から定期点検を開始し、7月29日に無事終了いたしました。着座台ユニットのシール交換、ガスエンジンガバナコントローラ交換他作業等を行っており、例年より1か月長くかかりました。
振り返れば昨年度は、制御系UPSや計測装置が故障し、使用停止せざるを得なかったこと、着座台からの油漏れが発生したこと、ガスエンジントラブルが発生し、実験を遅延せざるを得なくなったこと等々、トラブルが多く発生した年でもありました。こうした中、関係者皆様のご協力に改めてお御礼申し上げます。
今年でE-ディフェンスの運用開始から20年という節目の年となり、更新が必要な機器が増えています。限られた予算内で効率的に更新・運用する必要があり、課題は山積みです。実験中は何が起きるかわからない緊張感が増してきていますが、起きた問題を1つ1つ解消しながら、何とか今年も実験が無事遂行していきたいと思いますので、引き続きご指導の程よろしくお願い申し上げます。
アキュムレータ点検中
損傷した着座台の搬出